子どもやペットが穴を開けてしまった障子。
障子に穴があると見た目が悪いだけでなく、風や虫が入ってきたり、プライバシーが守れなかったりと、不便なことが多くありますよね。
しかし、プロに頼むと修理費用がかかってしまうこともあり、DIYで手軽に修復したいと思う方も多いのではないでしょうか。
今回は障子の穴をDIYで簡単に修復する方法をご紹介します。
目次
失敗知らず!初心者でもできる障子の穴修復術
障子に穴が開いてしまったとき、専門家に依頼すると高額な修理費用がかかってしまいますが、DIYで初心者でも手軽に障子の穴を修復できる方法があります。
ぜひチャレンジしてみてください。
1.補修シール
小さい穴なら、補修シールを張るだけ完了です。
種類も豊富で100円ショップなのでも購入できます。
補修シールでお洒落にデザインしてみてはいかがでしょうか?
2.破れたマスのみ張り替え
障子の破れた部分だけを張り替える方法もあります。
必要なもの
障子紙
障子用のり
カッター
張り替え方
・破れた箇所の枠にそってカッターで切り取り障子紙を外します。
・新しい障子紙を用意し、破れた箇所の枠と同じ大きさにカットします。
・カットした障子紙にのりをつけて張り付けます。
障子紙のカラーや柄のデザインも豊富なので、あえてアクセントとして柄の障子紙などでデザインしてみるのもおすすめです。
障子の張替えに挑戦してみよう!
穴が大きく広がっていて部分補修では対応しきれない場合は障子の全面の張替えをしましょう。
必用なもの
障子紙
障子紙はがし材
障子紙用のり
カッター
定規
張り替え方
・古い障子紙を、はがし材を塗ってはがします。
はがし材がない場合は、水をハケにつけてぬらして5分ほど放置するとはがしやすくなります。
・障子の枠に残った紙やのりなどをスポンジできれいにふき取ります。
きれいにふき取らないと接着不良の原因になります。
・障子の枠を乾かす
・障子を平らなところに置いて、障子紙の位置決めをします。
障子紙はあらかじめ伸ばして巻き癖を直しておくと作業がしやすくなります。
・障子枠にのりを塗る
障子紙をゆっくりとたるみが無いように注意しながら張っていきます。
・定規を使って枠からはみ出した余分な障子紙をカットして完成です。
手すき和紙からプラスチック障子まで!障子紙の種類と特徴
手すき和紙
手すき和紙は、手作業で作られた和紙のことで、表面に独特の風合いがあります。
職人が一枚一枚手作りのため、機械すき和紙にくらべると高価ですが、手すき和紙は、柔らかくしなやかで、吸水性や通気性に優れているため、湿気の多い日本の気候に適しています。
機械すき和紙
機械すき和紙は、機械を使って作られた和紙のことで、表面は平滑で均一です。
手すき和紙に比べて安価で、均一な品質が保たれています。
プラスチック障子紙
プラスチック障子紙は、和紙に代わる比較的新しい素材で、和紙に比べて耐久性や防水性に優れています。
メンテナンスが簡単で、清潔に保ちやすいことが特徴です。
柄障子紙
柄障子紙は、様々な柄が印刷された障子紙で、和室のインテリアに合わせたデザインが楽しめます。
和紙やプラスチック素材のものがあり、デザイン性に優れたものが多いです。
失敗しない障子紙の選び方|機能性や素材の特徴を知って賢く選ぼう
・破れにくい
小さいお子様やペットがいるご家庭などには破れにくい「プラスチック障子紙」がおすすめです。
・通気性
結露が発生する場所などには通気性の高い「和紙」がおすすめです。
プラスチック障子紙は通気性が悪いので向きません。
・断熱性
冷暖房効率を良くしたい場合、「プラスチック障子紙」がおすすめですが、結露が発生しやすくなるので室内外の温度差が激しい場合カビなどに注意が必要です。
・遮光、紫外線
障子は光や紫外線を通します。
寝室や家具などの日焼けが気になる場合は、遮光、紫外線カットなどの機能付きの障子紙を選びましょう。
・DIYには
DIYの場合は、簡単にはれる「アイロン張り」タイプなどを選ぶと作業が簡単です。
障子は日本の伝統的な建築に欠かせない素材です。
長年の使用や経年劣化などにより破れたり色あせたりすることがあるので、定期的なメンテナンスが必要です。
今回は、簡単な修復方法、障子紙の選び方などについて紹介しました。
ぜひ用途にあった障子紙でおしゃれに簡単に修復を楽しんでみては
いかがでしょうか?