「お気に入りのダイニングチェアのクッションがへたってきた」
「IKEAなどで買ったシンプルな椅子をオシャレにしたい」と思った時、
おすすめなのが、意外と簡単にできる椅子の座面張り替えDIYです。
DIYで座面を貼りかえて自分のお気に入りの椅子を作りましょう!
目次
「椅子の張り替えDIY」準備するものは?
お気に入りの自分だけの椅子を作る準備をしましょう!
【準備するもの】
・張りかえる椅子
張りかえるまえにキレイに拭きましょう
・座面の生地と底張り用生地
椅子の座面なのでしっかりした生地を選びましょう
・ウレタン
座面に使用しますので座面より大きいものを用意してください
厚さはお好みで
・ガンタッカー
建築用のホチキスです。
家具に布や革を貼る場合などに使用します
最近は100円ショップで購入可能です
・ハサミ
布をきるので裁ちバサミがおすすめです
・マイナスドライバー
古い椅子のタッカーを外すために使用します
・メジャー、ペン、金槌、サンドペーパー、ボンド
お気に入りの生地はみつかりましたか?
準備ができたら、次はいよいよ貼り替えです!!!
張り替え作業開始!
簡単!椅子の張り替えDIYスタートです
・座面を取り外そう
椅子をひっくり返し、椅子フレームより座面を取り外します。
ドライバーで、ビスやネジの頭をつぶして壊さないように注意してください。
ビスやネジはまた使うので、きちんと保管します。
座面を外したら、大きさや厚さなどのサイズ、へたり具合をチェックしてください。
・生地をはがします
古くなった座面の生地を剥がします。
タッカーの針をマイナスドライバーで慎重に抜いてください。
タッカーの針はかなりの数ですので、抜き忘れがないように!
ベニヤ板に残った古いウレタンや接着剤を軽くサンドペーパーで落としてきれいにします。
・ウレタンの切り取り作業
ウレタンとチップウレタンを使う場合は、切るときにズレないようにあらかじめボンドで貼り合わせておきます。
ウレタンのみの場合は、ベースのベニヤ板にボンドでくっつけます。
ウレタンを裁断するまえに、ベースのベニヤ板より1㎝ほど大きくマジックで切り取り線を書きます。ウレタンを大きくする理由は、擦り切れ防止のためです。
線が書けたら、裁ちバサミで裁断します。
・生地をはります
貼り替え用の生地の真ん中にウレタン座面がくるように設置します。
ウレタンと座面が動かないように、軽くボンドで接着したら、上→下→左→右の順番で生地を引っ張りながらタッカーで生地を止めていきます。
角の部分は、餃子の皮を包む時のようにプリーツをいれてタッカーをとめます。
生地が弛まないように引っ張りながらタッカーとめをするのがポイントです。
・貼り替え生地を裁断
四方すべてタッカーでとめたら、余分な生地を裁ちバサミで裁断します。
打ち込んだタッカーの針を金槌で上から叩いて丁寧に打ち込みます。
タッカーで表面を貼り終わったら、古い椅子に貼られていた裏用の生地をタッカーではります。もし、裏用の生地が古びた感じであれば新しい生地と交換してくださいね。
・フレームに取付け
張り替えた座面を椅子のフレームに取付けます。
最初に保管していた、ネジやビスも忘れずにつけてください。
椅子の生地素材いろいろ
簡単!椅子の張り替えDIYいかがしたか?
意外と簡単!ぜひ自分でもやってみたいと思った方も多いと思います。
お気に入りの生地が手に入った時などに気軽に張り替えてみるのも良いですね。
自分だけのお気に入りの椅子にする生地選びのポイントをご紹介!
椅子の生地選びのポイントは素材選びです。
素材は大きく分けて革とファブリックがありますが、どちらにするかで椅子のイメージも変わってきます。それぞれの素材の特長や使い心地を考えて選びましょう。
それぞれの生地の特長を紹介します。
【ファブリック】
ファブリックとは、アクリル、ウール、レーヨン、ナイロンなどで織られた布地のことです。
メリット
ファブリックは温かみがある素材なので、北欧風のインテリア、ナチュラルテイストのインテリアなどにピッタリです。
色や柄など種類が豊富なのでインテリアのイメージに合ったものが見つかりやすいです。
素材も綿や麻やウールなど様々な種類がありますので季節によってお好みのものを選ぶことができます。伸縮性があるので、立ったり座ったりを繰り返しても生地の伸縮による劣化が少ないのもメリットです。
デメリット
水や汚れに弱いことがデメリットです。
コーヒーやワインをこぼした時はシミになってしまいます。
革と比べると摩耗性に弱いので、座る部分が擦れて傷みやすいのも難点です。生地によっては毛羽立ちや毛玉もできることもあります。
【ビニールレザー】
合成皮革の1つで、塩化ビニールを使用した素材のことです。織物や編み物の生地表面に、ポリ塩化ビニール樹脂などを塗布したもの。
ビニール素材らしい質感で、硬くツルツルした肌触りで少しテカりがあります。
メリット
本革にくらべてとてもリーズナブルなので手軽に購入でき、加工がしやすい素材です。
色やデザインも豊富で、汚れにも強いのでお手入れが簡単です。
デメリット
通気性が悪いので、長時間座っているとお尻が群れてベタついてしまうのがデメリットです。
【ソフトレザー】
ソフトレザーは合成皮革の1つで、ウレタン製の革のことです。ビニールレザーより本革に近い肌触りや見た目で、表面も柔らかいのが特徴です。
メリット
柔らかく肌触りが良いので座っていて気持ちよく、お手入れ方法は乾拭きがおすすめです。
デメリット
水分を含みやすいので、湿気が多い場所だと表面がポロポロ剥がれてきます。
本革より安価ですが、素材の耐久性は劣ります。
【本革】
動物の革を使って作られたもののことです。
合成皮革に比べると、高価ですが見た目にも高級感があります。
メリット
本革は他にはない質感と見た目の良さです。
お手入れをしていれば、長持ちし使い込むほどに味が出てきます。
通気性も良いので、蒸れる不快感もありません。
デメリット
高価なので、長く同じものを使いたい方にむいています。
熱と直射日光には弱く変色や変形の原因になるので注意が必要です。
「簡単!椅子の張り替えDIY」いかがでしたでしょうか?
生地の素材それぞれに特長があり、耐久性や機能性なども重視しライフスタイルにあった自分のお気に入りの生地で、ぜひオリジナルの椅子を作ってみてください。