来る「暑い夏」にむけての暑さ対策をしていますか?
快適に夏を過ごしたいけど、クーラーの電気代の値上がりも気になるところです。
ちょっとした工夫で暑さを軽減できるかもしれません。
今回は、簡単にできる「省エネ・節電!環境にやさしい夏の暑さ対策」をご紹介します。
目次
暑くなる原因
暑さ対策をする上で、どうして暑いのか原因を知らなければ的確な対策ができません。
少しでも暑さの影響を抑えるために暑さの原因を考えてみましょう。
暑くなる原因
・通気性
風の通りが悪い部屋は室温が上がり、風がないため体感温度も高くなります。
・日当たり
日陰と日向で気温が違うように、日当たりの良い家は太陽の日差しが部屋の空気をあたためるため暑くなります。
・外気温の影響
マンションの最上階や角部屋の場合、外壁が近いたためその熱が室内まで影響をうける場合があります。
まずは簡単にできる暑さ対策
・空気を循環させる
風の通りが悪い部屋は室温が上がり、風がないため体感温度も高くなります。
そのため、まずは窓を開けて風通しを良くしましょう。
しかし外が暑すぎて窓をあけたら逆効果の場合もあります。
そんな時はサーキュレーターで空気を循環させます。
【サーキュレーターの使い方】
冷たい空気は下にたまります。
下にたまった冷たい空気を循環させることがポイントになります。
サーキュレーターは、エアコンに背を向けて設置します。
しかし床付近に家具などが多い場合はエアコンに向かってサーキュレーターの風を送るようにおきます。
床付近にたまっている冷気を壁に衝突させ天井に向かって循環させます。
空気を循環することにより温度差がなくなり、またエアコンにむけて風を送ることによりエアコンは涼しくなったと判断するので余計な冷風を抑え、冷え過ぎ防止になります。
・直射日光を遮る
遮熱・遮光効果のあるカーテンにしましょう。
カーテンで遮熱・遮光することにより、直射日光によるお部屋の温度上昇をやわらげます。
また、昼間カーテンを閉めることに抵抗がある場合は遮熱・遮光の窓ガラスに貼るフィルムもあります。
サーキュレーターとカーテンを設置するたけでも冷房効率がアップするので省エネ・節電効果が期待できます。
また暑さ対策をすることにより、断熱効果が高まるので寒さ対策にもなり、紫外線による床や家具などの日焼けによる劣化を遅くすることができます。
省エネ・節電!環境にやさしい夏の暑さ対策
ベランダの温度上昇が影響している
意外と盲点なのがベランダの温度上昇です。
ベランダの温度が上昇すると窓から暑い空気が入り込みます。
温度上昇を防ぐためには、熱を溜め込みやすいコンクリートの床や壁の熱の遮断することがポイントになります。
・日除けをする
【サンシェード】
サンシェードは日陰を作ることができ、風通りの良い素材を選べば風を遮ることはないので快適です。
しかしマンションの高層階は強い風で飛んでしまう危険があるので注意が必要です。
・床の照り返しを防ぐ
コンクリートの床は太陽の照り返しがあり、熱を溜め込みやすいので対策が必要です。
【ウッドパネル】
ウッドパネルを敷くことにより、照り返しを抑え床全体が熱くなることを防ぎます。
またウッドパネルは見た目も涼しげですし、椅子やテーブルなどをベランダに置いて夕涼みなど楽しむことができますよ。
・エアコン室外機にも対策を
エアコン室外機は家の中の暖かい空気を放熱し、熱交換機で冷やした空気を家の中に送ります。そのため室外機の温度が上がると放熱効果が悪いため電力を消費します。
冷房効率を上げるためには室外機の温度を上げないように対策が必要です。
【エアコン室外機カバー】
室外機に直射日光があたっていると温度上昇するため、光を遮断するために室外機カバーを設置すると遮熱効果があります。
室外機は、ファンからでる温風を妨げないサイズにしましょう。
暑さ対策が重要な理由として「屋内熱中症」があります。
熱中症といえば屋外のイメージがあるかもしれませんが、熱中症の4割は室内で発生しています。
熱中症は重症になると命の危険にもつながります。
暑いまま我慢せず、暑さ対策を上手にして快適に夏を過ごしましょう。