一戸建てのお庭はもちろん、マンションのテラスやベランダでも
青々としたお手入れの行き届いた芝が敷かれているのは素敵ですよね。
しかし、天然芝は日々のメンテナンスも大変ですし、
冬場はどうしても茶色くなってしまいますよね。
そんな不満がある方には、人工芝という選択もありますよ!
人工芝のメリット・デメリット、簡単な施工方法などをご紹介します。
DIYで素敵な芝空間を作ってみませんか?
目次
人工芝のメリット・デメリット
【メリット】
天然芝より耐久性がある
敷いたあとのお手入れ、メンテナンスが不要
∟芝刈りの必要がありません
一年中青々とした芝生が楽しめる
どこにでも敷くことができる
∟庭だけでなく、ベランダやバルコニーにも敷けます
日当たりに左右されない
【デメリット】
初期費用がかかる
経年劣化が起こる
∟劣化してしまった場合は張り替えが必要です
火に弱い
∟バーベキューや花火などはできません
あと、ご注意いただきたいのが風の影響を受けやすい場所への人工芝の施工はオススメできません。
特に海沿いにお住まいの方や、高層階のマンションなどのベランダやバルコニーは危険です。
人工芝をDIYで敷いてみよう!
【人工芝DIYに必要な道具】
人工芝
防草シート
岩瀬砂
珪砂
スコップ
トンボ
レンガ
ガムテープ
カッター
定規
U字ピン
かなづち
①整地を行う
まずはしっかり整地をしましょう。
雑草や石を取り除いていきます。
この最初の作業が仕上がりを左右します。
雑草が生えている場合は丁寧に取りのぞきます。
なるべく地面を掘り返しながら異物の除去をし、トンボで土を均した後、
レンガなど平らな物で土を踏み固めます。
水はけをUPするために岩瀬砂を敷きます。
こちらも、トンボで地面を叩き均し、細かい所はレンガなどを使って叩いて平らにします。
ここでしっかり平らにしないと人工芝を敷いた仕上がりが凸凹になってしまうので
手を抜かず、がんばりましょう。
きちんと平らになっていないと水たまりができる原因にもなります。
岩瀬砂は水を含むと固く締まりやすい性質があるので、扱いやすいと思います。
下地の完成です。
②防草シートを敷く
次に防草シートを敷き詰めていきましょう。
人工芝をDIYするときに一番時間をかけたいのが、完成後に人工芝の下から
雑草が生えてきてしまうのを防ぐことです。
防草シートを人工芝と地面の間に敷くと雑草が生えてこないのでオススメです。
防草シートは安いものでも構いません。
防草シートは、少し大きめにカットします。
こうすることによって、障害物などがある地面にもしっかりと
隙間なく防草シート敷くことができます。
また、防草シートを地面に合わせたら軽く四方を仮止めしておくと
カットする際に端がずれないので安心です。
5㎝くらい重なるように防草シートを敷いて、重なった部分にU字ピンを打ち込みます。
U字ピンの間隔は30㎝ぐらいで打つとずれる心配がありません。
余分に飛び出した防草シートはハサミでカットしてください。
敷き終わったら雑草が飛び出てこないように、合わせた部分にガムテープを貼ります。
この一手間で今後の人工芝のメンテナンスをぐっと減らすことができるようになります。
これで防草シートの完了です。
③人工芝を敷く
いよいよ人工芝を敷いていきましょう!
人工芝を図面を確認して、余裕を持って大きめにカッターでまっすぐにカットしていきます。
ギリギリでカットして足りなくなってしまうといけないので
10㎝くらい大きめにカットするのをオススメします。
芝が浮き上がらないように50㎝間隔で固定していきましょう。
継ぎ目の部分は両方の芝にU字ピンが刺さるように固定します。
U字ピンを打ち込む際は、芝を巻き込んでしまうとピンが見えてしまい
仕上がりがキレイになりません。
巻き込まないように注意しましょう。
余った部分はカッターで切り取りとって終了です。
④珪砂を撒く
人工芝を敷き終えたら、硅砂を撒きます。
硅砂を撒く理由は、乾燥収縮を防ぎ、人工芝に重さを加えてめくれさせないようにするためです。
1㎡あたり5kgぐらいがベストです。少量ずつ撒きましょう。
仕上げに人工芝をデッキブラシで擦り、硅砂を均してください。
寝ている芝を起こしながら、天然芝を意識して一定方向に掃くのがポイントです。
最後に散水をしたら完成です。
まとめ
いかがでしょうか?
少し大変そう・・・??という印象でしょうか?
確かに広い面積に人工芝を敷くのは、下処理や排水勾配など
整地の段階で計算も必要になりますし、
人手も必要なので、DIY初心者の方には難しいかもしれません。
しかし、小さなお庭やバルコニーなど、そんなに大きくない面積であれば、
手順をしっかりすればDIY初心者の方でも人工芝DIYは可能です。
浮いた施工費の分、毛足の長い良い芝を使うことをオススメします。
芝の良し悪しが出来上がりを左右するのは事実なので、
実物をしっかり見てから納得するものを購入するとよいでしょう。
あまりに毛足が短いとテニスコートのようになってしまいます。
人工芝は最初の施工だけ頑張れば、敷いた後はお手入れ不要で
年中青々としたキレイな芝を楽しむことができます。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。