お部屋に遊び心をプラスして個性をいかしたお洒落なお部屋をつくることができるアクセントクロス。
アクセントクロスは上手に使えばお洒落な空間になりますが、色や柄選びがむずかしく失敗してしったという方も少なくありません。
今回は、失敗しないアクセントクロスの選び方についてまとめました。
ぜひ理想のお部屋づくりの参考にしてください。
目次
アクセントクロスとは
アクセントクロスとは、お部屋の壁の一部を違う柄やカラーのクロス(壁紙)を取り入れて、アクセントにすることです。
お部屋の壁の一面だけ違う柄やカラーにすることで単調な雰囲気からお洒落な空間にすることができるので、リビングや寝室、子供部屋やトイレなどさまざまなところで使われます。
多くのお部屋は白系のクロスが全体に貼られているかと思いますが、アクセントクロスは通常の白系クロスと費用も大きな差もなく取り入れられるので、DIYにもおすすめです。
アクセントクロスのメリット
・空間に立体感がでる
お部屋の4面同じクロスだと無難にまとまりますが、1面をアクセントクロスにすることで色の濃淡や柄の違いでメリハリがでて空間に立体感が生まれます。
・お部屋のイメージを変えることができる
お部屋のイメージを変えたい時、家具や照明などを変える場合は他のアイテムとバランスをとらないと統一感が崩れてしまうことがあります。
しかしアクセントクロスは空間を構成しているものなので、クロスを変えるだけでお部屋のイメージを変えることができます。
・アクセントクロスにしても値段は変わらない
アクセントクロスの場合は、木材やタイルなど他のアイテムではなくクロスで仕上げます。
クロスの素材はビニールや紙、布などがありますが値段は大きく変わりません。
値段が多きく変わらないのであればアクセントクロスでお洒落なお部屋にしたいですよね。
・簡単にDIYできる
クロスのメリットは簡単に貼り替えができること。
今のクロスの上にそのまま貼ることも可能、貼って剥せるタイプのクロスもあります。
インテリの好みが変わったら、違うクロスに貼り替えてインテリアをたのしむのもおすすめです。
アクセントクロス選びの注意点
・部屋のイメージを決める
自分の理想のお部屋のイメージを決めましょう。
落ち着いてリラックスできる部屋、明るく開放的な部屋などイメージやインテリアのテイスト(モダン、カジュアル、ナチュラルなど)を明確にするとアクセントクロスを選びやすくなります。
・アクセントクロスの割合は20~30%
アクセントクロスの割合が多いと騒々しく感じる可能性があるので、アクセントカラーはお部屋の壁の20~30%くらいが理想とされています。
壁4面+天井のうち1面をアクセントクロスのイメージです。
・3色でまとめる
部屋のカラーは3色でまとめるとバランスがよくなります。
床や壁はベースカラー、家具やカーテンなどを2色でまとめます。
アクセントクロスはベースカラー以外の2色に合わせると統一感のある部屋になります。
・メリハリをつける
色のメリハリをつけましょう。
例えば、部屋の壁が白でアクセントクロスを同系色のベージュなどにしてしまうと、メリハリがなく色が沈んで薄汚れて見えてしまう場合もあります。
異系統の色を選んでメリハリをつけましょう。
・大き目のサンプルでチェック
カタログやWebサイトの写真だけで判断してはいけません。
必ずサンプルを確認しましょう。
壁は面積が大きいため、実際に貼ってみるとサンプルより色が薄く感じることがあるので、予定より少し濃い色を選ぶように意識すると失敗を防げます。
できるだけ大き目のサンプルを用意してイメージを近づけてください。
色や柄だけでなく触って生地感(厚みや素材感)もチェックしましょう。
失敗しない!アクセントクロスの選び方
アクセントクロスは色や柄の選び方によりお部屋の雰囲気が大きく変わります。
失敗しない色選びのポイントを解説します。
色がもつイメージ
・暖色系(赤 オレンジ 黄色など)
明るく元気で暖かい雰囲気で個性的なイメージ。
にぎやかなイメージなのでリラックスをしたい部屋には不向きです。
明度を高くするとより元気でポップになり、明度の低い暖色であればウォーム感のある雰囲気になります。
・寒色系(青 グレーなど)
クールで洗練された落ち着いたイメージ。
明度が低いと暗い印象になるので、家族団らんの場所などではなく寝室など落ち着きたい場所に向いています。
・中間色(黄緑 グリーン 紫など)
穏やかで優雅なイメージ。
グリーン系はリラックス効果もあります。
中間色は周囲と調和しやすく色の濃淡や明度によりイメージが変わります。
・明度
色の明るさ(明度が上がると白っぽく、明度が下がると黒っぽくなります)
明度が高い
パステルカラー、ペールブルー、ライトグリーンなど
柔らかく明るい印象で部屋が広く見えます
明度が低い
ダークブルー、ダークブラウン、ダークグレーなど
重厚な感じで高級感がありますが、部屋が狭く見えます
・彩度
色の鮮やかさ(彩度が上がるとビビットに、彩度を下げるとグレーがかった色になります)
彩度が高い
派手で個性的、色によっては落ちつかない部屋になってしまうことも
彩度が低い
柔らかく落ちついた印象、地味になってしまう場合もあります
アクセントクロスを選ぶときは、理想のイメージを明確にして建具や床の色、他の家具とのバランスを考える必要があります。
そしてお部屋の役割を考えてアクセントクロスを選びましょう。
リビングは落ち着いて過ごしたいのであればトーンをおさえた中間色や寒色、にぎやかな団らんをするイメージであれば暖色系などお部屋の役割で選ぶ色は変わってきます。
ぜひ理想のお部屋にアクセントクロスを上手に取り入れてみてください