庭の洗濯物を干す場所や、玄関周りなど、砂利やぬかるんだ土や泥の足場の悪い場所を土間コンクリートDIYできれいにしませんか?
土間コンクリートとは「地面に流し込んだコンクリート」を指して言います。
今回は、コンクリートの作り方や、土間コンクリートDIYの注意点などをご説明したいと思います。
目次
土間コンクリートにするメリット
土間コンクリートのメリットとして、
・雨などでぬかるまない/足元を汚さない
・雑草が生えない
・掃除がしやすい
・地面の段差をなくすことでバリアフリーになる
などが挙げられます。
具体的に土間コンクリートが多く施工されているのは以下の場所です。
玄関アプローチや勝手周り
玄関アプローチや勝手周りを土間コンクリートにすると、足場が安定しますし、土の地面と比べると足や服が泥で汚れる心配が少ないです。
段差がなくなればバリアフリーにもなりますね。
庭
物置を置きやすいようにだったり、洗濯物を干す場所の足場など、庭の一部だけ必要なスペースを土間コンクリートに施工する方も多いです。
土間コンクリートは掃除が楽であることと、清潔であることが挙げられるでしょう。
コンクリートが打ってあれば、雑草は生えなくなりますし、野良ネコなどが糞尿をした場合でも、コンクリートだったら、掃除が簡単にできるので匂いも染み込まず衛生的です。
駐車場
駐車場は、砂利を使っていることろも多くみられますが、砂利だと、飛び石で車を傷つけたり、足場が悪いといったデメリットがあります。女性は靴のヒールが傷きやすいですね。
しかし、初心者が駐車場をDIYで行うのはオススメできません。
なぜなら駐車場は車の重量に耐え得るだけの強度が必要になりますし、面積も広いからです。
万が一失敗した時は費用もばかになりませんし、ひび割れなど安全面にも不安があります。
プロにお任せした方が良いでしょう。
まずは小さな面積からチャレンジしてみてくださいね。
土間コンクリートDIYで必要な道具
土間コンクリートをDIYするうえで揃えておきたい道具についてご紹介します。
箱型の容器(練り舟・トロ舟)
材料を練るための混練用の容器です。
40~80Lくらいのものが良いでしょう
練りクワ
配合したセメントや砂を混ぜるときに必要になります。
20Lくらいのバケツ
材料の計量用や練り混ぜた少量の生コンを運ぶために使用します。
スコップ
小練スコップだと先幅が小さく練り混ぜに最適です。
コンクリートを小分けにしたり、持ち運ぶのに使います。
左官コテ・ハケ
コンクリートの表面を平らにする仕上げに使う道具です
軍手
手にコンクリートが付いてしまうので必ず使いましょう。
土間コンクリートのDIY手順
土間コンクリートを敷く手順は、
・施工したい地面を30㎝以上掘り起こす
・砕石を均等に敷き詰める
・ワイヤーメッシュを敷く
・コンクリートを流し込む
・表面を平らにする
一般的には、砕石5~10㎝+コンクリート10㎝以上位が目安とされています。
掘削した地面をしっかりと地固めし、コンクリートとの接着を高めるために砕石を敷き、強度および亀裂・ひび割れ対策としてワイヤーメッシュの敷設をします。
そしてコンクリートを流しこみ、表面を平らに均します。
表面の均しはコテでツルツルにすると見た目も美しく、掃除もしやすいのですが、初心者の方には難しくムラが目立ってしまうので、左官コテで仕上げた後にハケを使ってわざとザラザラに仕上げる方法もあります。
粗が目立たずおすすめです。
失敗しない!コンクリートの作り方
コンクリートの作り方は、セメント1、砂3、砂利3、水適量を混ぜ合わせて作ります。
①セメント1:砂3の割合いで空練りをする
この段階ではまだ水は入れません。
乾いた状態でしっかり混ぜムラのないように均一に混ぜ合わせます。
ここでしっかり混ぜないと仕上がりがムラになります。
②水を加えていく
少しずつ様子を見ながら水を加えてケチャップくらいの硬さになるよう練り上げます。
セメント+砂+水を混ぜた状態を「モルタル」と言います。
③砂利3を加えてよく混ぜる
モルタルに砂利が加わって「コンクリート」になります。
砂利が入ると一気に重くなります。力を入れて混ぜましょう。
コンクリートは固まるのが早いため、できたら放置せずにすぐに流し込みましょう。
特に夏場は、硬くなる時間が早くなるので注意が必要です。
ひび割れの原因になるので、なるべく日陰を作って作業すると良いでしょう。
そしてコンクリートが固まるには時間がかかることをお忘れなく。
土間コンクリートは分厚いので施なかなか固まりません。
天候によっても固まりが左右されますので、注意してください。
コンクリートも意外と簡単に作れることがお分かり頂けたと思います。
はじめは仕上がりがフラットにならなかったりすることもあるかもしれませんが、何度か練習を重ねると、扱いやすい配合や、練る硬さがわかっていくと思います。
なるべく複数人で行った方が、手際よくコンクリートも固まらずに施工できます。
コンクリートを練る係と、運んで流す係と分けると良いですね。
面積が広かったり、駐車場など重量に耐え得る場所を施工する場合は、無理をせず、業者さんへ相談してみると良いでしょう。