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DIYコラム

COLUMN[コラム]

ロゴ古い砂壁をペンキDIYでキレイな壁にしよう!!

  • 公開日:

 

 

砂壁とは、和室によく用いられている日本壁の一つです。

 

土壁と似ていますが、土壁は仕上げに土を素材に左官仕上げした壁のことを指し、

砂壁はその土塗りをする前の状態の壁のことをいいます。

土壁や砂壁は湿気が多い時は室内の湿気を吸い取り、乾燥している時期は湿気を出します。

 

また、ホルムアルデヒドなど有害な物質を含まない、

とてもエコで安全な壁材です。

 

とてもメリットの多い壁材ですが、経年劣化によってヒビがはいってしまったり、

砂がボロボロと落ちてきてしまうことがあります。

 

砂壁の劣化によるお悩みや、和の雰囲気が好みのインテリアと合わないなど

不満があるのなら、DIYしてみませんか?

 

今回は比較的簡単にできる「砂壁のペンキ塗り替え」のご提案です。

合わせて砂壁の日々のお手入れ方法などについてもご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

目次

砂壁の日々のお手入れ方法

砂壁のお手入れは、水分を吸い込んでしまうため水拭きは控えてください。

 

ホコリをはたきで上から下へ落としましょう。

小さな汚れであれば、目の細かいサンドペーパーで軽くこすり

研磨して落とすこともできますが、やり過ぎると逆に目だってしまいますので

汚れの深追いはやめましょう。

 

どうしても経年劣化により、砂や粉が落ちるようになります。

「気づくと砂や粉が床に落ちている」「触るとボロボロ落ちてくる」といった

症状が見られる場合には、メンテナンスの時期と言えます。

応急処置として洗濯のりを10倍位に薄めてスプレーすると砂が固定できます。

砂壁のメンテナンス方法

既存の砂壁上からを塗装する

既存の砂壁を上から専用の塗料を塗る方法です。

 

その他のメンテナンスDIY(塗り替え・張り替え)に比べると簡単で、

初心者の方にはこちらをお勧めします。

 

選ぶ塗料によっては、砂壁のメリットである「調湿性」がなくなってしまう

ことがありますので、使用する塗料には気を付けましょう。

 

既存の砂壁を漆喰に塗り替えする

砂壁を剥がし、上から漆喰を塗る方法です。

 

メリットは、砂壁のメリットの調湿性を活かすことができる点でしょう。

塗料による塗装に比べると技術を要するようになります。

 

既存の砂壁の上からクロスを貼る

砂壁の「和」の雰囲気を変えたい時は上から壁紙を貼り洋室のように

クロスの壁に変更してしまうDIYもあります。

 

砂壁の上から直接クロスを貼ることはできないため、

専用の溶液を使って砂壁を固めてからその上にクロスを貼る、

もしくは既存の砂壁にベニヤ板を貼ってからその上に新しいクロスを貼るかのどちらかが多いようです。

 

こちらはメンテナンスの中で一番高度で初心者には少し難しいDIYになりますので、

リフォーム業者にお願いした方が良いと思います。

DIYでもできる!砂壁ペンキ塗装DIY

前項で簡単にご紹介しましたが、砂壁に漆喰を塗ったり、

クロスを貼り付けるのはDIY初心者の方には少し大変かもしれませんが、

ペンキ塗装でしたら比較的簡単にできるのでオススメです。

必要な道具と手順をご紹介します。

 

必要な道具

シーラー(下地材)

ペンキ(上塗り材)

刷毛

ローラー(シーラー用とペンキ用でそれぞれ必要)

ローラーハンドル

マスキングテープ

マスカーテープ

 

砂壁塗装の大まかな手順

①養生をする

②下地材を塗る

③ペンキ(上塗り材)を塗る

④養生を剥がす

の4stepです。

 

①養生をする

塗装する前にマスキングテープやマスカーテープで養生をします。

塗装箇所以外の部分が汚れてしまうことを防ぎます。

 

次にホウキで軽く砂壁を撫でる様にこすり、砂を落とします。

表面を撫でるように、ある程度砂が落ちてこなくなればOKです。

 

砂壁にひびが発生している場合には、パテを利用しひびを埋めます。

 

②下塗り材を塗る。

砂壁に直接ペンキを塗ろうとしても、砂壁はぽろぽろと落ちやすい素材のため、

表面をしっかりと固めなければ塗料を塗っても均一に塗ることができません。

 

下塗り材の役目は、砂壁を固めて、ペンキを塗れる状態にすることです。

砂壁は下地から「アク」が浮き上がってくることがありますので、

シーラーを選ぶ際には、アク止めが入っているシーラーを選ぶと良いでしょう。

まずは窓枠や部屋の隅など狭い範囲をハケで塗り、その後広い面を

ローラー刷毛でどんどん塗っていきましょう。

シーラーは塗るというより吸い込ませるという感じです。

 

砂壁の吸込みが収まり、表面に光沢が出るまで2、3回重ね塗りをします。

シーラーが乾くまで夏は1時間、冬は2〜3時間くらい掛かります。

 

③ペンキ(上塗り材)を塗る

シーラー(下塗り材)が乾き表面に光沢が出ていれば、ペンキ塗装に入ります。

ペンキを塗る時もシーラーを塗る時と同様、細かい箇所を刷毛で塗った後

ローラーで広い面を縫っていきましょう。

ペンキは少なくとも2回、できれば3回重ねて塗るのが仕上がりが綺麗でオススメです。

 

④養生を剥がす

最後にマスキングテープなど養生を剥がして完成です。

養生テープはペンキが完全に乾いてから剥がすと、せっかく塗ったペンキまで

一緒に剥がれてしまいますので、半乾きの状態でゆっくり丁寧に剥がしましょう。

 

砂壁のメンテナンスと塗装DIYをご紹介しました。

比較的簡単に塗り替えができますので、初心者の方もぜひチャレンジしてみてくださいね。

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