あっという間にもう12月ですね。
新しい年を迎える前に、「ふすま」をキレイにしてみませんか?
年月がたって日焼けしてしまった、
子どもが落書きをしたり、ペットが破ってしまったなど、
気になるけど放置していた「ふすま」
ふすまの張替えは初心者でも簡単にDIYできるんです。
年末の大掃除とともにふすまの張替えをしてみてはいかがでしょうか?
今回はふすまの張替えDIYについてご紹介します。
目次
ふすまの種類
ふすまを張り替える前に、ご自宅のふすまの種類をチェックしましょう。
種類によっては張替えができないものもあります。
本ふすま
障子のような木の骨組みに和紙を張り重ねているのが特徴。
昔からあるふすまですが量産がむずかしいタイプ。
表面を触って抑えると障子の桟と同じような中子骨がわかります。
戸ふすま(板ふすま)
本ふすまと同じような骨組みですが和紙を張り重ねるのではなく、ベニア板など板を貼り、その上にふすま紙が貼られている。
表面をたたくと木の音がします。
ダンボールふすま 発泡スチロールふすま
ダンボールや発泡スチロールを芯材として作られたふすま。
ふすまの取手部分を釘ではなくボンドで接着していて、持ち上げるととても軽く、たたくと鈍い音がします。
このタイプのふすまは、耐久性が劣るため張替えはできないので注意しましょう。
ふすま紙の種類と選び方
【ふすま紙の種類】
和紙ふすま紙
スタンダードなふすま紙。
種類も豊富で価格も手ごろなものも多い。
織物ふすま紙
布でできているので破れにくく耐久性が高いのが特徴。
アイロン接着ふすま紙
名前の通り、アイロンで接着するふすま紙。
はがす時もアイロンを使えば簡単にはがれるのでお手軽です。
値段も手ごろで種類も豊富。
再湿のりふすま紙
裏面に水で溶けるのりがついているのでスポンジでムラなく水をつけてのりをもどしてから貼るタイプ。
初心者には難易度が高いふすま紙です。
貼り付けた時はシワが目立つかもしれませんが、時間がたつとピンとキレイに仕上がるのも特徴です。
シールふすま紙
シールをはがすだけで貼ることができます。
その他
デザインが豊富なので壁紙もすすめです。
しかし壁紙の幅には注意してください。
ふすまの幅は一般的に90㎝にたいして、国産の壁紙の幅は92㎝、輸入壁紙の幅は52㎝です。
輸入壁紙を使う場合は継ぎ目がでてしまいます。
【ふすま紙の選び方】
ふすま紙はデザインも機能も豊富なのでどれを選んだらよいかわからない場合、選ぶポイントは3つあります。
デザイン
どんなお部屋にしたいのか、自分の好きなデザインを選びましょう。
ふすまを張り替えてお部屋のイメージを大きく変えることもできます。
機能性
消臭機能がついたものや、汚れにくいものなど機能もいろいろあります。
ふすまを貼る場所によって機能で選ぶのもおすすめです。
ふすま紙の仕様
DIY初心者なら簡単に貼れるタイプのものを選びましょう。
再湿のりふすま紙などは難易度が高いので、工具があまり必要のないアイロン接着タイプやシールタイプなどが手軽でおすすめです。
ふすま紙の張り替えをしよう!
張り替える前に
・既存のふすま紙の上から新しいふすま紙を貼るので、ホコリなどをキレイにふき取りましょう。ホコリなどが付着しているときちんと接着できません。
・破れている個所には、受け紙(薄紙)を貼り、フラットな状態にします。
破れたままふすま紙を貼ると、密着できず表面が浮いてキレイに仕上がりません。
・引手をはずせるか確認。
クギで留められているものは取り外し可能ですが、接着剤で留められているものは外すことが難しく、キズつけてしまうこともあるので新しい引手が必要になるかもしれません。
今回は簡単に張替えができる「アイロン接着ふすま紙」の張替え方法をご紹介します。
アイロン接着ふすま紙
・バールで引手を浮かし、引手を外します。
・ふすまの枠にのりが付かないようにマスキングテープをはる。
・ふすま紙の位置決めをし、角の位置に印をつける。
・位置を決めたら、ずれないように注意しながら中心部分を縦方向にアイロンで押さえてから、全面を密着させる。アイロンの温度が低かったり動かすスピードが早いとうまく接着しないこともあるので注意しましょう。
・余分なふすま紙をカッターナイフで切る。
・引手の位置を確認したらカッターで切り込みを入れて外した引手をつける。
・枠につけたマスキングテープをはがす。
いかがでしょうか?
初心者でもアイロン接着ふすま紙などを使えば簡単に張替えができます。
ふすまが変わるだけでもお部屋のイメージが変わってリフレッシュします。
ぜひ、古いふすまをキレイなふすまに張り替えてみてはいかがでしょうか。