「エクステリア」とは、扉、門、塀、物置、カーポート、フェンスなど建物の外側全体を指していいます。
外周りを彩るインテリアというとわかりやすいでしょうか?
この家の顔ともいえるエクステリアは、紫外線や雨風に直接さらされるため、劣化が進むのが早い箇所でもあります。
定期的なメンテナンスをしていつもきれいな状態を保ちたいですね。
サビたり、剥がれ等大きな修繕が必要なくらい劣化が進んでいる場合は、安全の面から専門の業者へ依頼するのをおススメしますが、劣化の進みが酷くないときはDIYで修繕塗装も可能です。
しかし、エクステリアの塗装はやり方を間違えると、剥がれや膨れなどの不具合が起きる可能性がありますので注意が必要です。
今回は、エクステリア塗装の基礎知識をご紹介します。
目次
エクステリアの素材や用途に合わせた塗料を選ぶ
エクステリアの材質や、箇所によって使用する塗料は違います。
代表的なエクステリアにおススメの塗料などをご紹介します。
ウッドデッキなど木材のエクステリア
腐りやすいという特徴があるので、防腐、防カビ、白蟻対策、紫外線カットなどが必要になります。
おすすめ塗料
大阪ガスケミカル株式会社 キシラデコール
ブロック塀
門塀はエクステリアの中でも一番外側に位置し、汚れや劣化が目立つ箇所です。
DIYで塗装をするときは、劣化状態をきちんと見極めましょう。
崩れなど危険個所があるときは危険を伴う恐れがあるので必ず専門業者へ依頼をしましょう。
DIYで塗装可能な時は、は汚れやサビをしっかり落としきちんと洗浄をしてから始めましょう!
ブロック塀には塗装後の剥がれや膨れが発生しにくいブロック塀専用の塗料を使いましょう。
低汚染性、透湿性が高いものがおススメです。
おすすめ塗料
アサヒペン 水性シリコンアクリル外かべ用
駐車場
区自動車の荷重がかかり、タイヤの摩擦が避けられない場所なので、耐摩擦性がポイントです。
面積も大きく、人目にも付きやすい箇所なのでメンテナンスは必須です。
おすすめ塗料
アサヒペン 水性強力コンクリート床用
他にも、金属、セメントなど対象物に合わせた塗料を選びましょう。
ブロック塀をDIY塗装してみよう
比較的、塗装がしやすいエクステリア「ブロック塀塗装」の基本的な塗装手順をご紹介します。
あまり塀が高いと足場が必要になることもあるので、ご注意ください。
【必要な材料】
・樹脂モルタル
・シーラー(下塗り塗料)
・塗料(アクリル・シリコンなど)
・ローラー
・刷毛
【ブロック塀塗装の塗装手順】
ブロック塀を塗装する基本的な手順は、しっかり洗浄→補修→塗装です。
① ブロック塀を洗浄する
ホコリや泥汚れ、苔やカビなどを洗い流します。
高圧洗浄機やデッキブラシなどを使い、しっかり数日かけて乾燥させます。
②目地やヒビなどの補修
ブロック塀の目地部分や、ヒビなどが入っている部分、穴などもモルタルで埋めて補修します。
③ 養生
塗料が付いてはいけない部分をマスキングテープや養生シートで保護します。
④ シーラーを塗布する
シーラーの役目は、塗料の吸い込みを防ぎ、密着を良くすることです。
細かい部分は刷毛で、広い部分はローラーで均一に塗り、細かい箇所は刷毛を使うとよいでしょう。
⑤ 塗料を塗布する(中塗り)
最初にくぼみや目地など塗りにくい箇所を刷毛で塗り、その後全体をローラーで薄く均一に塗っていきます。
よく乾燥させてから二回目(上塗り)も同じように塗布しましょう。
⑥完璧に乾ききる前に養生をとる
塗り終えたら、塗料が乾ききる前に養生のマスキングテープなどを剥がします。
塗り残しがあった際には、塗料が完璧に乾いたあとに刷毛を使って塗り直します。
何に対しても通じることですが、塗装をするときは下地を整えることが大切です。
ブロック塀は水分を保有しやすいので、乾燥していない状態で塗装をしてしまうと剥がれや、塗装の膨れがおきてしまう可能性があるので注意しましょう。
汚れを洗浄した後はブロック塀とともに下の地盤もきっちりと乾燥させるのがポイントです。
塗装を選ぶときのポイント
忘れがちなポイントなのですが、一般の方がDIYで塗装する時はシーラー(下塗材)と塗料(上塗材)は同じメーカーのもので揃えるのをおすすめします。
プロの方なら、相性をわかっていますが、塗料はメーカーによって成分が違う場合があるため、相性が悪い可能性があるからです。
シーラーと塗料はセットと考えて選びましょう!
エクステリアの塗装は、定期的に行うことをおすすめします。
もし、塗装が難しいようであれば高圧洗浄をするだけでもメンテナンスになります。
コケや汚れを防ぐだけでも違います。
ただ、ヒビや気になる症状が見つかった時は、DIYでの修繕は控え、報酬や改修工事を依頼してください。
特に25年以上経過しているブロック塀は専門家に安全チェックをしてもらいましょう!
エクステリアは人目に触れることが多いものです。
キレイになると家の印象も変わります。
DIYでメンテナンスしてみませんか??