砂壁とは、和室によく用いられている日本壁の一つです。
土壁と似ていますが、
砂壁はその土塗りをする前の状態の壁のことをいいます。
土壁や砂壁は湿気が多い時は室内の湿気を吸い取り、
また、ホルムアルデヒドなど有害な物質を含まない、
とてもエコで安全な壁材です。
とてもメリットの多い壁材ですが、
砂がボロボロと落ちてきてしまうことがあります。
砂壁の劣化によるお悩みや、
不満があるのなら、
今回は比較的簡単にできる「砂壁のペンキ塗り替え」
合わせて砂壁の日々のお手入れ方法などについてもご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
砂壁の日々のお手入れ方法
砂壁のお手入れは、
ホコリをはたきで上から下へ落としましょう。
小さな汚れであれば、
研磨して落とすこともでき
汚れの深追いはやめまし
どうしても経年劣化により、砂や粉が落ちるようになります。
「気づくと砂や粉が床に落ちている」「
症状が見られる場合には、
応急処置として洗濯のりを10倍位に薄めてスプレーすると砂が固
砂壁のメンテナンス方法
既存の砂壁上からを塗装する
既存の砂壁を上から専用の塗料を塗る方法です。
その他のメンテナンスDIY(塗り替え・張り替え)
初心者の方にはこちらをお勧めします。
選ぶ塗料によっては、砂壁のメリットである「調湿性」
ことがありますので、
既存の砂壁を漆喰に塗り替えする
砂壁を剥がし、上から漆喰を塗る方法です。
メリットは、
塗料による塗装に比べると技術を要するようになります。
既存の砂壁の上からクロスを貼る
砂壁の「和」
クロスの壁
砂壁の上から直接クロスを貼ることはできないため、
専用の溶液を使って砂壁を固めてからその上にクロスを貼る、
もしくは既存の砂壁にベニヤ板を貼ってからその上に新しいクロス
こちらはメンテナンスの中で一番高度で初心者には少し難しいDI
リフォーム業者にお願いした方が良いと思います。
DIYでもできる!砂壁ペンキ塗装DIY
前項で簡単にご紹介しましたが、砂壁に漆喰を塗ったり、
クロスを貼り付けるのはDIY初心者の方には少し大変かもしれま
ペンキ塗装でしたら比較的簡単にできるのでオススメです。
必要な道具と手順をご紹介します。
必要な道具
シーラー(下地材)
ペンキ(上塗り材)
刷毛
ローラー(シーラー用とペンキ用でそれぞれ必要)
ローラーハンドル
マスキングテープ
マスカーテープ
砂壁塗装の大まかな手順
①養生をする
②下地材を塗る
③ペンキ(上塗り材)を塗る
④養生を剥がす
の4stepです。
①養生をする
塗装する前にマスキングテープやマスカーテープで養生をします。
塗装箇所以外の部分が汚れてしまうことを防ぎます。
次にホウキで軽く砂壁を撫でる様にこすり、砂を落とします。
表面を撫でるように、ある程度砂が落ちてこなくなればOKです。
砂壁にひびが発生している場合には、
②下塗り材を塗る。
砂壁に直接ペンキを塗ろうとしても、
表面をしっかりと固めなければ塗料を塗っても均一に塗ることがで
下塗り材の役目は、砂壁を固めて、
砂壁は下地から「アク」が浮き上がってくることがありますので、
シーラーを選ぶ際には、
まずは窓枠や部屋の隅など狭い範囲をハケで塗り、その後広い面を
ローラー刷毛でどんどん塗っていきましょう。
シーラーは塗るというより吸い込ませるという感じです。
砂壁の吸込みが収まり、表面に光沢が出るまで2、
シーラーが乾くまで夏は1時間、冬は2〜
③ペンキ(上塗り材)を塗る
シーラー(下塗り材)が乾き表面に光沢が出ていれば、
ペンキを塗る時もシーラーを塗る時と同様、
ローラーで広い面を縫っていきましょ
ペンキは少なくとも2回、
④養生を剥がす
最後にマスキングテープなど養生を剥がして完成です。
養生テープはペンキが完全に乾いてから剥がすと、
一緒に剥がれてしまいますので、半乾きの状態でゆっくり丁寧に剥がしましょう。
砂壁のメンテナンスと塗装DIYをご紹介しました。
比較的簡単に塗り替えができますので、