普通に生活していても足音、話し声、テレビの音、掃除機・洗濯機など生活音はどうしてもでてしまいます。
「生活音の漏れ」気になったことありませんか。
音をだしている本人はあまり気にしていないけど、特に集合住宅の場合はもしかしたらお隣や階下に住んでいる人は気になっているのかもしれません。
最近ではYouTube用の動画をとるために防音対策を考えている人も多いようです。
自分たちが騒音のトラブルのもとにならないようにするためにもDIYで生活音を緩和する防音対策してみませんか?
目次
どこから音漏れするの?
音は空気の振動によって伝わります。
この空気振動が壁や隙間から響くために音漏れとなります。
音には種類があります。
【個体音】
物の振動によって壁や床から伝わる音
(例)
足音やイスを引く音
スピーカーからの重低音
冷蔵庫などのモーター音
→床などの内部を通って響くので防音が難しい
【空気音】
空気を介して伝わる音
(例)
話し声やペットの鳴き声
出力の小さいスピーカーからの音
室外からの音(道路工事、エアコンの室外機、鉄道など)
→空気振動を抑えればよいので比較的簡単に防音できる
ではこれらの音はどこから音漏れするのでしょうか?
・壁
特に木造は音漏れがしやすい傾向にあります
・床
集合住宅の場合注意が必要なのが床です
足音はもちろん、冷蔵庫のモーター音なども床から音が響きます
・窓
ガラス1枚で部屋と外を隔てているだけで、窓と壁の間には隙間があいている場合もあるので音漏れの原因になります
・室内ドア
室内のドアは、床やドアをキズつけないために隙間があいています。
この隙間から音が漏れていきます
DIYで防音対策しよう
音漏れは壁、床、窓、ドアからするので、これらの箇所に対策が必要です。
【壁の防音対策】
壁に防音のための遮音材と吸音材を貼ります。
遮音材
音が壁を通過して向こう側に届かないように遮る素材
音を遮音材で跳ね返すことによって音の通過を防ぐ仕組みです
吸音材
音の響きをおさえる素材
外へ響く音を吸収したり、遮音して室内へ響いた音を吸収して音の反響を抑えます。
音の反響を防ぐ遮音材と、反響した音を吸収する吸音材。
自分からの音を漏らさないようにするには遮音材のうえに吸音材の順番で貼ります。
この2つをバランスよく組み合わせて防音対策をしましょう。
【床の防音対策】
床の防音対策のポイントは個体音です。
スピーカーなど振動する機材は床から離しておき、振動を抑制するクッション性の高いカーペットやコルクマットを敷きます。
【窓の防音対策】
音を反射するための厚手のカーテンを選びます。
防音レースカーテンもあるので合わせて使うと効果的です。
音が気になる場合は、窓を潰すことになりますが吸音材を設置するのもおすすめです。
【ドアの防音対策】
厚さもなく、隙間もあるドアは音漏れしやすいポイントです。
防音ドアもありますが、遮音材を設置するのもおすすめです。
またドアの隙間にクッションテープを貼り、のれんをかけるのも効果的です。
その他にも、椅子の脚にカバーをつけて椅子を引く音を響かないようにする、お子さまがいるお家では子供が走りにくい導線にするなど工夫もしてみましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
賃貸物件でも可能な防音対策をご紹介しました。
マスキングテープや両面テープで対応可能なので壁にキズをつけることはありません。
お家時間が長くなった今、目的にあった防音対策をして快適なお部屋作りをしてみてはいかがでしょうか。