ふと見ると、お部屋の壁紙の継ぎ目や隙間が目立っていたり、剥がれていたりすることありませんか?
見た目は気になるけど、壁紙を張り替えるほどでもないし、業者さんに依頼するにも費用がかかりそうなどとお悩みではありませんか?
今回は、自分でできる「壁紙の剥がれ・継ぎ目・隙間の補修方法」をご紹介します。
目次
壁紙の剥がれ・継ぎ目・隙間の原因
ふと見ると、壁紙が剥がれている、継ぎ目が目立ってきたなど気になってしまうことがあるかと思います。
そもそも壁紙の剥がれ・継ぎ目・隙間はどうしてできてしまうのでしょうか?
・のりが劣化
のりが劣化したことにより接着が弱まり壁紙が剥がれてしまう。
・壁紙の劣化
日常生活の湿気などで壁紙が収縮する場合があります。
そのため継ぎ目や隙間が目立ってしまう。
・下地
ベニア、木質ボード、石膏ボードなどの下地が湿気などにより経年劣化が進み変形する場合がありそのため壁紙が剥がれたり隙間が目立ってしまう。
・住宅の施工
住宅に用いる木材やコンクリートは水分を含んでいます。そして環境によって膨張したり収縮します。その結果、壁紙が引っ張られるため継ぎ目立ったり、乾燥により収縮して壁紙の引っ張り合いがおきてしまします。
新築なのに壁紙のトラブルが生じる原因は、木材の収縮が原因の場合もあります。
・地震の影響
地震の影響で住宅が動いたため下地などがずれて継ぎ目が目立ってしまう場合もあります。
自分でできる壁紙の補修方法
【壁紙の補修に必要な道具】
・キレイな布とスポンジ
・壁用コーキング材(壁紙と同じ色)
・壁紙用のり
・ローラー
・ヘラ
・マスキングテープ
【補修方法】
1 汚れを除去
のりやコーキング材の効力が落ちないように補修箇所の掃除をしっかりしましょう。
汚れやホコリは濡れた布で拭き取ります。
擦りすぎて壁紙をキズ付けないようにしてください。
しっかり乾燥したら下準備完了です。
2 のりで接着する
下準備が完了したら剥がれた箇所にのりを塗布し、圧着のため壁紙用ローラーでなじませます。圧着が強すぎるとクロスの模様がつぶれてしまう場合があるので力の入れすぎには注意しましょう。
圧着してのりがはみ出た場合は、固く絞った布で拭き取ります。
しっかり乾燥したら完了です
3 隙間がある場合はコーキング材
壁紙を貼っただけで隙間が埋まらない場合はコーキング材を使います。
壁紙と同じ色のコーキング材を用意し、他のところにコーキング材がつかないように周囲にマスキングテープを貼ります。
テープは粘着力の強いものだと壁紙をキズつける可能性があるので注意しましょう。
コーキング材のチューブの先端は塗りやすくするために斜めにカットするのがおすすめです。
コーキング材を隙間にいれます。
コーキング材は、量が少ないと乾燥後目減りし、多すぎると補修箇所が目立ってしまうので、隙間が埋まって少しコーキング材が盛り上がっている程度が適量です。
指でなぞってコーキング材を指でなじませます。
はみ出たコーキング材は早めに固くしぼった布できれいになるまで丁寧に拭き取ることが、きれいに仕上げるポイントです。
注意点
壁紙の隙間は5㎜程度のものまでは自分でできますが、5㎜以上の隙間の場合は壁紙の張替えをおすすめします。
壁紙は消耗品でもあり、一般的には壁紙の寿命は5~10年程度とされています。
現在は、抗菌・消臭、湿度調整などの高機能な壁紙、デザインも豊富です。
お部屋の壁を変えるとインテリアの印象が変わるので、機能やデザインにこだわって自分らしいインテリアを楽しむこともできます。
壁は意外と目につきやすく継ぎ目の剥がれなどは目立ちます。
お部屋全体の印象に影響するので、メンテナンスはしっかりしたいですね。