木材の風合いが美しい「無垢フローリング」
高級感があり、素足で木の温もりを感じることもできるのでとても人気がありますが、
キズやシミがつきやすいため「お手入れが面倒」と思う方も多いのではないでしょうか。
無垢フローリングにはいくつか種類があり塗装の種類によってお手入れ方法も違ってきます。
無垢フローリングにしたいけど、お手入れの仕方がわからない、いざお手入れをしようと思ってもどうしたら良いのか悩んでいる方におすすめ、無垢フローリングのお手入れ方法をご紹介します。
目次
無垢フローリングの塗装の種類
・自然塗装
天然油脂(オイル)を使った仕上げ
(特徴)
木の質感がいかせる
キズがめだちにくく、補修がしやすい
キズやシミや汚れがつきやすい
定期的に塗り直しが必要
自然塗装のメンテナスは年に1回くらいがおすすめ
・ウレタン塗装
合成樹脂であるウレタン系の塗料で、表面に薄い膜を貼るような塗装
(特徴)
光沢のあるもの、マットな質感があり、表面の質感が変わる
耐水性がよくシミや汚れがつきにくい
耐摩耗性があるので塗り替えの必要がない
キズがつくと目立ちやすい
ウレタン塗装の場合定期的なメンテナンスは必要ありません
・無塗装
何も塗装をしていない状態
(特徴)
木の色や質感をいかせる
キズが目立ちにくい
調質効果がある
汚れやシミがつくと落とすことが難しい
毛羽立ちやささくれがでることもある
無塗装は、水気が飛んだ時にシミが染み込んでしまうので汚れがとりにくく、毛羽立ちやささくれができることもあるので、自然塗装をおすすめします
無垢フローリングのお手入れ方法
自然塗装フローリングのお手入れ方法をご紹介します。
日常のお手入れ
・表面のホコリは掃除機などでOK
・雑巾で乾拭き
自然塗装は、ウレタン塗装のようなコーティング塗装とは違い、水分を吸収してしまうため水拭きは極力避けましょう。
水を床にこぼした場合はすぐに拭き取りましょう。
また化学雑巾や化学薬品を含むウェットタイプのモップは、薬品による変色の恐れがあるのでおすすめしません。
定期的なお手入れ
自然塗装の無垢フローリングは、割れたり反ったりしてくるわけではありませんが、定期的に塗装を行うことにより保護力が高まります。
定期的に塗装を行うことで、汚れがつきにくく、色や艶がよくなり無垢フローリングをいつまでも美しく保つことができます。
塗装をすればするほど良くなるわけではありません。
木材が塗料を吸収できる量にはかぎりがあります。
頻繁に塗装するとべたつきの原因になり、逆に汚れがつきやすくなってしまします。
年に1度くらいがおすすめです。
オイル塗装をしよう!
こちらの無垢フローリングの床、特に気になるところも無いような感じですが・・・
良く見ると
ベランダで洗濯ものを干すため、ちらほら水シミが!
気がつけば、こちらの無垢フローリング4年経過してました~
オイル塗装スタートです!
準備するもの
・現在使用している同じ塗料
・トレイ(塗料をいれる)
・ウエス
・サンドペーパー
・マスキングテープ(養生用)
・ビニール手袋
お手入れの工程
1 家具などを移動する
表面のホコリや塵などを掃除機などで除去
2 気になる箇所(水シミや汚れ)にサンドペーパーをかける
今回は400番の細目を使用しました
削りすぎには注意!
削りすぎると色ムラになる可能性があります
サンドペーパーは木目に沿って動かします
掃除機などで木屑を除去し、硬く絞った雑巾で水拭きします
しっかり乾くまで待ちましょう!
3 オイルを塗る
しっかり無垢フローリングが乾いたら、建具類をマスキングテープなどで養生します
今回使用するオイルは「オスモカラ― ウッドワックス #1101エキストラクリアーツヤ消し」
オスモカラ―はドイツで生まれた人と自然にやさしい自然塗料
最大の特徴は木の呼吸を妨げないところ
化学物質を含んでいないので、食品と同レベルの高い安全性
小さなお子様のいるご家庭でも安心して使えます
ウエスにオイルを浸して薄く塗っていきます
オイルは伸びが良いので少量でかなり塗れます
木目に沿って刷り込むように塗ります
季節によりますが、半日乾燥させて乾拭きをしたら完成です!
水シミのあったところもキレイになりました
【Before】
【After】
やはりキレイな床は気持ち良いです。
お手入れをすると、見た目がキレイになるだけでなく
汚れがつきにくくなるので、いつまでも美しさを保つことができます。
定期的なお手入れをして無垢フローリングをたのしみましょう!