シャビーペイント

 

アンティークなどのインテリアに興味のある方ならシャビーペイントという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか？

“古ぼけた”“古めかしい”という意味がありますが、味のあるペイントとしてわざと古くシャビーなエイジング塗装を好む方が増えています。

 

ペイント塗料だけでシャビー感を出す方法をご紹介します。

 

 

シャビーペイントの道具

・ベースカラーとなる濃い色の塗料（ウッドステインがおススメです）

・シャビー感を出すための白い塗料（バターミルクペイントがおススメです）

・紙やすり

・養生テープ

・ビニールシート

・刷毛

 

１.　養生をしっかり

塗装しない箇所にはビニールや養生テープなどを貼って塗料が壁につかないように養生します。

 

２.　汚れ、塗料を剥がす

元々塗られていた塗料やニスなどがあるとペイントが乗りにくいので、紙やすりなどで木材の表面をつるつるからザラザラにしてよく乾かしておきます。

 

３.　ベースの色の塗装

ベースとなる色の塗装をします。

アンティーク調に古めかしく見えるこげ茶や、ダークなブルーやグリーンなどを使うとシャビーな雰囲気が出ておススメです。

ハケや古布で薄くまんべんなく全体に塗り込んでしっかりと乾かします。しっかり乾かさないと、次のペイントをした時に色がにじんでしまうので、丸一日乾燥させるのがおススメです。

 

４.　シャビー塗装（白）

ベースの塗装が完全に乾いたらシャビー塗装をしていきます。

白の塗装(バターミルクペイントがおススメです)を塗り、乾ききる前に乾いた布で優しくふき取りながらわざとムラを付けていきます。

半日ほど乾かしたら、紙やすりでところどころお好みで削り、シャビーな雰囲気を出していきましょう！

 

 

 

クラック（ひび割れ）加工

 

ビンテージ加工の定番、クラック（ひび割れ）加工。

長年つかったようにペンキなどの塗料がパリパリに乾いてひび割れたようにみせる塗装方法です。

 

クラック（ひび割れ）加工の道具

・木工用ボンド

・塗料

・刷毛

  

１.　下地

塗料を塗る前に、木工用ボンドや、スティックのりを塗っていきます。

 

２.　塗装

下地のボンドが乾いたら、その上からペンキなどの塗料を塗っていきます。

そのまま乾燥させると、自然とひび割れたアンティーク調の塗装になります。

 

３.　クラック（ひび割れ）加工（おまけ）

 

クラック（ひび割れ）加工専用の下地も販売されています。

専用の下地をつかうと、ひび割れがもっとリアルに出てくるので、本格派の方にはおススメです。

 

 

 

ダメージ加工

 

リアルなエイジングを出すために、金づちやキリでわざと傷をつけて、古めかしさを強調させる方法です。

 

ダメージ塗装の道具

・金づちやキリ

・乾いた布

・塗料（ウッドステインがおススメです）

 

１.　傷をつける

カナヅチでたたく、釘でひっかく、金ヤスリでこする、たたくなど木材の傷をつけます。

木材のまわりの辺をカナヅチでたたいてへこませたり、中央に釘で深く傷を入れたりするのがおすすめです。

 ２.　塗装

傷をつけた木材に塗料を塗っていきます。（ウッドステインがおススメです）

傷をつけた中に無理に塗料を入れないよう、軽く何度も刷毛を動かすようにしてペイントするとよいでしょう。

 

 

 

拭き取り方法

 

塗料を塗ってふき取るだけでアンティーク調になります。

ビンテージ塗装の中でも最も簡単な方法です。

 

ふき取り塗装の道具

・ベースの塗料

・上塗りの塗料

・刷毛

・ぞうきんやウエスなどの布

 

１.　ベースカラーを塗る

まずはベースカラーとして白っぽい塗料をペイントします。

塗装後はしっかりと乾かしてます。

 

２.　上塗りの塗料を塗る

ベースカラーがしっかり乾いたら、上塗りに塗料を塗ります。

塗ったら乾かさずすぐに布で拭き取ります。

木目の模様にベースカラーの色が浮き上がってビンテージの風合いがでます。

 

 

 

錆び塗装

 

金属の缶や、プラスチックトレイなどをわざと錆びついたカッコいいハードなスクラップ感を出す方法です。

初めは小物からチャレンジしてみるとよいですよ。

 

錆び塗装の道具

・ミリタリーペイント

・下地のためのプライマー

・サビ塗装の塗料（ブラウンとブラック）

・ハケ

・スポンジ

・目の粗いヤスリ

 

１.　缶やトレイなどの対象物の汚れをふき取る

 

２.　紙やすりで表面をざらざらにしてプライマーの定着をよくする

 

３.　プライマーを塗ってよく乾かす

 

４.　スポンジを使ってポンポンとミリタリーペイントを薄く塗る

　　※乾かして3回くらい繰り返して重ねて塗るとよいです。

 

５.　黒と茶色の塗装をバランスをみて交互に重ね塗りしていきます

 

６.　何度も重ねると、本物の錆びのような風合いが出てきます

 

古めかしい風合いを出すためには、初めの塗装の時、一回で仕上げようとせず、薄く薄く塗って乾かして重ねてを繰り返すと、カッコいい古めかしさがでますよ！

ＤＩＹ初心者の方は、小物からビンテージ塗装にチャレンジしてみてはいかがでしょうか？長い時を経たようなカッコいいぜひお試しください！