住宅の水回りなどに使われるクッションフロア。
比較的安価で扱いやすい床材なのでDIYでもとても人気があります。
クッションフロアはどんな特徴があってどんなお部屋にむいているのでしょうか?
今回はクッションフロアのメリット・デメリットやDIYにおすすめの使い方などをご紹介します。
目次
クッションフロアとは
クッションフロアとはCFとも呼ばれており、厚さ1.8㎜~3.5㎜の塩化ビニール素材で作られたシート状の柔らかい床材です。
フローリングと比べて安価で施工の手間がないのでDIYでも人気があります。
デザインが豊富で、フローリングのような木目調や大理石のような石目調など表面加工も自由自在なのでバリエーションが多いのも特徴です。
フローリングとクッションフロアの違い
フローリングとは天然木などの木質系材料を使用した床材です。
木質系材料のためクッション性はありません。
クッションフロアは塩化ビニールを使用しているので歩いた時の感触も柔らかいのが特徴です。
耐久性は、フローリングの場合は木材により異なりますが、衝撃に弱いクッションフロアに比べて耐久性は高めです。
クッションフロアのメリット・デメリット
【メリット】
・低コスト
フローリングやフロアタイルなど他の床材に比べて低コストです。
1m以上から10㎝単位で購入できるので、必要なサイズを購入できるのもメリットです。
・耐水性
塩化ビニールのため水を弾きます。
またシート状になっているので目地がないので、水が床材の下に入り込むという心配もありません。
・お手入れが簡単
汚れがついても、水拭きで簡単にお手入れできます。
・クッション性
クッションフロアはビニールの裏側にクッションが貼られているため質感は柔らかいです。
中には防音効果のあるものもあるので足音など軽減することもできます。
・デザインが豊富
色や柄デザインが豊富なのでお部屋のイメージを簡単に変えることができます。
・加工のしやすさ
クッションフロアはハサミやカッターで切ることができるので、簡単にお部屋の形に合わせて加工することができます。
【デメリット】
・凹みやすい
クッションフロアは重い家具を置いたままにすると床が凹みあとがついてしまいます。
一度できた凹みは修復ができないので、張替えが必要になります。
・耐久性
フローリングなどに比べると、使用状況により黄ばみや変色が発生します。
湿気の多い場所では粘着力が弱まり端の方から剥がれてくる場合もあります。
・通気性が悪い
塩化ビニールは通気性が悪いので、湿気の多い場所ではカビが発生することがあります。
防カビ加工しているものが多いですが、水回りで使用する場合は注意しましょう。
・熱に弱い
熱湯やタバコなどで溶けてしまうことあります。
紫外線で剥がれたり劣化する場合もあるので日差しの強いところは注意しましょう。
DIYにおすすめの使い方
クッションフロアの特徴から、DIYで使うならどのような部屋に適しているのかご紹介します。
・キッチンや浴室、トイレなどの水回り
耐水性が高く、掃除が楽なのでこまめにお掃除が必要な水回りにおすすめです。
クッションフロアは通気性が悪く湿気がこもりやすいので、防カビ加工が施されているものを選びましょう。
・ペットがいるお部屋
硬い床はペットの足腰に負担をかけてしまいます。
クッションフロアはクッション性があるのでペットにも優しい床材です。
消臭機能付きの商品もあります。
・小さなお子さまのお部屋
クッションフロアは機能面でも優秀です。
耐水性、お手入れのしやすさだけでなく、遮音機能がついたものもあります。
小さなお子さまが遊びまわっても安心です。
いかがでしょうか?
クッションフロアはデザインも豊富で低コストではありますが、耐久性には少し欠けてしまいますが、数年に1度、いろいろなデザインをたのしむ感覚で、DIYで自分の好きなデザインに張り替えるのも良いのではないでしょうか。