室外機の掃除

運転効率をよくするためには　、室外機の熱交換器がポイントになります。

熱交換器は、室外機の裏面の奥にあります。

室外機の裏面にある網目状の金属板は熱交換器が吸い込む空気にゴミが入らないようにフィルターの役目をしています。

ここにホコリなどが溜まっていると目詰まりをして効率が悪くなります。

この網目状の金属板を掃除することで、運転効率が良くなります。

熱の排出

室外機が電力を最も消費するのは、熱い空気を排出する過程です。

表側のファンから排出される空気は高温になり、高温の空気が室外機にたまったままにすると裏側から吸い込むため運転効率が落ちてしまいます。

そのため、室外機は風通しを良くしファンから放出される熱を滞らないようにしましょう。

室外機は、直射日光が当たらないようにし、植物などが生い茂ったり、物を置いたりにないようにしましょう。

エアコンの室外機カバーで直射日光を避けることで、室外機の温度上昇を防ぐため冷房の節電効果が期待できます。

夏の日向と日陰の表面温度は20℃以上になる場合もあるので、直射日光をさけることが節電のポイントなのです。

また、冬の暖房は外の熱を含んだ空気を吸い込み、室内の冷たい空気を吹き出すため室外機周辺が冷たいと空気を上手く外に出すことができないため、夏とは逆に日光に当てたほうが節電になります。

【室外機カバーの選び方】

・ルーバータイプ

木製やアルミ、ステンレスでできたボックスタイプの室外機カバーです。

ボックスタイプで室外機がすっぽり隠れるため庭やベランダの景観がお洒落にみえます

日除け効果が高いのですが、室外機全体を囲っているため熱が逃げにくくなります。

ルーバータイプを選ぶ場合は、ルーバー同士のすき間が広い物を選びましょう。

また、室外機のサイズにピッタリあわせてしまうと熱がこもりやすくなるので、少し大きめのサイズにしましょう。

・屋根タイプ

屋根タイプは、室外機の天板部分だけを覆ったカバーです。

天板部分だけなので、横や正面からの直射日光は防ぐことはできませんが、熱が籠ることなく場所をとらずに設置できます。

・すだれ、シェード

すだれやシェードで室外機を覆うことができます。

大き目のサイズを選べば日差しだけでなく視線も防ぐことができます。

しかし、すだれを直接室外機の上にのせると、かえって熱がこもってしまうので注意しましょう。

エアコン室外機カバーを設置することは、節電効果だけではありません。

デザイン性の高いカバーを設置することで、見た目もよくなり、お庭やベランダの景観に溶け込みます。

また雨や雪除けになるので、劣化防止も期待できます。

室外機カバーを上手に使って節電しましょう。