タイルカーペットとは一辺が40~50㎝の正方形や長方形のパネル状のカーペットを指していいます。
表面の素材はポリプロピレンやナイロンでできており、裏面は塩ビやフェルトが多いです。
色や柄を組み合わせたり、好みのデザインを手軽に楽しむことができます。
タイルカーペットはオフィスや公共施設で使われるイメージがありますが、
メンテナンス性の良さもあり、気軽にDIYで施工できるため最近では住宅でも人気が出てきている床材です。
タイルカーペットの種類や施工方法などをご紹介したいと思います。
目次
タイルカーペットの種類と選び方
タイルカーペットはたくさんの種類があるため、いざ買う時に悩んでしまうと思います。
何を重要視したいかで変わってきますので、ぜひ参考になさってください。
【耐久性を重視したい方】
重歩行用、中歩行用をチェック!!
重歩行用
オフィスや商業施設など、多くの人が往来する場所に使われます。
へたりや汚れに大変強いナイロン100%のパイルが使われています。
コストは高めです。
中歩行用
一般家庭ならこちらで十分でしょう。
素材はポリプロピレンで、コストを抑えることができます。
コストを掛けたくないからと重歩行のエリアに中歩行用のタイルカーペットを使用すると、へたりが早くなってしまい、貼り替えのサイクルが短くなり、ランニングコストが高くなりますので、きちんと場所に合わせて選びましょう。
【遮音性を重視したい方】
マンションなど集合施設にお住まいで、小さいお子さんがいるご家庭など下の階への足音や生活音が気になる方におススメです。
タイルカーペットを選ぶときに遮音等級を示す「遮音マーク」をチェックしましょう!
遮音性の等級を表すマークになっています。
数字が大きいほど遮音性が高く、音の伝わりを低減する遮音効果が高くなります。
【肌ざわりを重視したい方】
タイルカーペットの表面のパイルの形に注目しましょう。
オフィスで使われているタイルカーペットは、耐久性を重視したものなので、硬いイメージが強いですが、
ホテルなどラグジュアリーな空間で使われているタイルカーペットは毛足も長く、肌触りがふんわりとしたものもあります。
タイルカーペットのパイルの形で肌触りは変わってきます。
ループパイル
弾力性があり、さらっとした肌触りです。復元性に優れているため、オフィスに使われることが多いです。
カットパイル
ソフトでやわらかく、肌ざわりがよいです。裸足で歩く場所や、寝室などにおススメです。
ループパイルより弾力性、耐久性は劣ります。
多種多様なタイルカーペットですが、重要視したいポイントを決めると選びやすくなるのではないでしょうか?
タイルカーペットでペットと安心安全に暮らす
愛犬が安心、安全に暮らすためにカーペットは重要です。
私たち人間にはフローリング材は気持ちよく、歩きやすい床材ですが、
小さな愛犬にはとても滑りやすく歩きづらい床なのです。
愛犬は、はしゃいで小走りになるのでつるつると滑ってしまい、
足や腰に負担がかかってしまいます。
ヘルニアや脱臼の引き金になってしまうこともあります。
タイルカーペットは、機能面やメンテナンスのしやすさから
ペットを飼っている方には大変おススメです。
防汚タイプや消臭タイプ、低ホルムアルデヒドや防ダニ加工、防音タイプなどもあります。
接着剤不要なものも多く、賃貸住宅に住んでいる方も設置ができるものが多いです。
ペットとお住いの方がタイルカーペットを敷くときに注意していただきたいのがパイルの形状です。
先にご紹介しましたが、パイルの形状はループパイルとカットパイプがあります。
ループパイルは、ペットの爪先が引っ掛かってしまう恐れがありますのでカットパイルを選ぶようにしましょう。
特にタイルカーペットをおススメしたいのが、ペットが粗相や吐き戻しをしてしまった時に
ストレスなくお掃除ができるところではないでしょうか?
もし洗っても汚れが落ちなくてもその部分だけ交換してしまえばいいのでメンテナンスが楽ちんですよ。
足音や爪のあたる音も軽減でき、お掃除も楽ちんなタイルカーペット。
ペットと暮らしている方にはメリットだらけですよ!
タイルカーペットの貼るときのワンポイント
タイルカーペットを貼るときは、部屋の真ん中の中心位置を割り出して、中心から貼り始めます。
中心位置の出し方は、部屋の縦と横の長さを測り、
その真ん中に印をつけて、その印を線で結び、中心点をだしましょう。
最初から壁に沿って貼っていくと歪み失敗の原因となりますので必ず中心位置から施工を始めましょう。
タイルカーペットを貼るときは、枚数に少し余裕をもって用意しましょう。
後から全く同じものを用意できなくなったりすると、色合いなどが微妙に違ってしまうことがあります。
あと、注意したいのが扉の開閉ができるか??
カーペットを敷き終わってから扉が閉まらない!!となってしまうと大変です。必ず確認してくださいね。
優れた機能のタイルカーペットがたくさんありますので、ライフスタイルに合わせて選びましょう。
小さなお子さんやペットがいるご家庭には特におススメです。