最近、畳が色あせてきた。
古くさくて見た目が悪いから、何とかしたい。
でも、張替えは高そうだし、時期もよくわからない・・・。
最近DIYって聞くけど、畳も素人でできるのかなあ・・・。
と、お悩み中の方は、畳を塗りましょう!
もちろん張替えにくらべ、断然お得。
とっても簡単な畳の塗り方をご紹介いたします。
Let’s paint.
Do it yourself!
目次
畳って塗れるのっっ?!
畳は古くなると、張替えしか思いつかいないかもしれませんが、
実は、専用ペイントで、¨塗装ができる¨んです。
えっ?畳って塗れるのっっ?!
はい、塗れるんです!
まるで新しい畳に張替えたときのように、新品の若草色に生まれ変わります!
畳をキレイに「メイクアップ」できるなんて素敵ですよね!
専用塗料はホームセンターやインターネットショッピングで購入できます。
さまざまな商品がありますが、塗料と専用ハケがセットになっているタイプもあり、
他に準備するものがなく、大変便利です。
張り切ってDIYに挑戦しようとしても、
いろいろ材料や工具を揃える段階で挫折する「ものぐさ」さんには大変ありがたいですね。
【手順】
①まずは掃除。
畳の上の家具はすべて別な部屋へ移動させましょう。
②手袋をして、専用トレイへ塗料を移します。
心配な方は、マスキングテープで畳の縁を保護してください。
③「ハケ」でササッと、なぞります。
色ムラにもなりにくく、どなたでも手軽に作業できます。
初めは色が薄く感じますが、時間が経つと徐々に発色して、
落ち着いたキレイな若草色になります。
色落ちすることもなく、乾きも早いです。
ひとりであっという間に作業ができ、一度試してみる価値はありますよ!
張替えるなら?
畳の張替えをお考えの方には、DIYはおすすめしません。
専門業者へ依頼することをおすすめいたします。
【畳の交換時期】
①「裏返し」・・・・・2~5年くらい
②「表替え」・・・・・4~7年くらい(もしくは裏返しを行ってから5年前後くらい)
③「新調」・・・・・・10~15年くらい
【それぞれの内容】
①「裏返し」・・・・・畳は一般的に表裏がないため、両面を使用することが可能ですが、
この裏返しというのは、畳をそのまま裏返すのではなく、
畳表を畳の裏面へ付け直し、畳縁を張替えることになります。
この裏返しは、最も安い畳の張替え方法となりますが、
一度しか行うことができません。
②「表替え」・・・・・表替えとは「畳表」を取り替えることです。
畳表は、芯材といぐさを編みこんで構成されています。
この芯材がまだ使える場合は、畳表を取り替えるだけで、
新品同様の美しさ、品質を取り戻すことができます。
③「新調」・・・・・・芯材に寿命がきてしまった場合は、新しい畳へ新調となります。
一般的には10~15年で新調のタイミングとされています。
ただし基本的には畳の劣化具合などを見て判断することが妥当です。
【DIYをおすすめしない理由】
①「裏返し」・・・・・畳を立てて縁の釘抜きをし、カッターで縁を切り落とします。
畳表(表面の「い草」部分)を畳床にぴったりと貼り付けて固定し、
縁をつけて釘打ちをします。
しかし張り替えの作業は場所をとり、とても重い畳を抱えることになり、
男性でも大変です。
専門の道具(大きな縫い針など)が必要になり、初心者は釘を抜くだけでも
1時間以上はかかり、仕上げまで3日間くらいかかるかもしれません。
②「表替え」・・・・・①同様
③「新調」・・・・・・最近はインターネットショッピングで畳も購入できますので、
簡単に考えるかもしれませんが、畳のサイズは微妙に違うときがあり、
きちんと採寸し購入しても、ピッタリ納まらない場合があります。
以上のことから、畳の張替えはDIYではなく、専門業者へ依頼することをおすすめいたします。
劣化した畳はどうなる?
畳も年数が経つにつれ劣化していきます。
そして、畳の表面の細かい¨へこみ¨にホコリやダニなどが隠れて溜まります。
【ダニの種類】
家の中で発生するダニは、大きく2種類に分けられます。
①ヒョウダニ
②ツメダニ
【ダニの特徴】
①ヒョウダニ・・・・・目に見えないほど小さいダニで、
主に動物のフケや垢といった排出物を餌としています。
布団や毛布などを中心に家の中のいたるところに生息していて、
気づかないうちに繁殖していることが多いです。
②ツメダニ・・・・・・ヒョウダニなど他のダニなどを捕食するタイプのダニで、
エサとなるダニを求めて進入してきます。
どちらのダニもマダニなどと違って直接人を襲うタイプのダニでは
ありませんが、ツメダニはまれにエサのダニと勘違いして
人に咬みつくこともあります。
家の中でダニに刺されたという場合、ほとんどの場合は
ツメダニが原因になります。
ダニが繁殖しないように予防するには、やはり日ごろからの掃除が一番です。
ヒョウダニのエサとなる¨フケや垢¨などを除去してしまえば繁殖できなくなりますし、
ヒョウダニの数が減れば、それを餌にするツメダニの数も自然と減っていきます。
アレルギーや喘息の原因となるダニの死骸や糞も取り除けるので、一石二鳥と言えます。
また、湿気はダニを繁殖させる原因になるため、
畳の水拭きや長時間の加湿器の稼働、畳の部屋での洗濯物の部屋干しなども避けましょう。
それから、畳を絨毯やカーペットで覆ってしまうと、間にチリやホコリが溜まりやすく、
畳が呼吸できずに湿気も抜けにくくなってしまいます。
剥き出しの状態にくらべてダニやカビの発生率が7倍になるというデータもありますので、
畳はそのままにしておいた方が良いでしょう。
こまめに掃除し、畳の寿命を長持ちさせましょう。