ホームセンターやネット通販でも気軽にいろいろな材料を揃えられるようになった為、DIYにチャレンジしてみる方が増えてきています。
いままでDIYなど全くしたことのない方や、女性でもリメイクなど簡単なものからDIYを始めてみる方もいらっしゃいます。
色を変えるリメイクで、手軽に安価でできることから人気なのが「スプレー塗装」です。
スプレー塗装に必要なもの、手順や、注意すべきことなどをご紹介します。
DIY初めての方でも、ぜひスプレー塗装チャレンジしてみてくださいね。
目次
スプレー塗装に必要なもの
まずは基本的なスプレー塗装に必要なものをご紹介します。
耐水ペーパー
スプレー塗装するものの表面を磨いて滑らかにします。
水を使うことにより、削りクズが水で流されるため、通常のサンドペーパーよりも簡単にできます。
下塗スプレー(プライマー・サーフェイサー)
下地塗料をつかう事で、上塗りの色のムラを防ぐことができます。
プライマーは塗ることで接着力の強化や錆の防止ができ、サーフェイサーは細かな傷を埋めてくれます。
上塗スプレーの発色をよくする効果もあります。
上塗スプレー(色付け)
大きく分けて、水性塗料・ラッカー塗料・ウレタン塗料・油性(アクリル)塗料があります。
用途や好みで選びましょう。
マスキングテープ
塗装しない箇所にマスキングすることで、塗料の付着を防ぎます。
マスカー
室内で行う際は必ずマスカーで部屋を養生し、スプレーの飛散汚れを防ぎましょう。
手袋
油性塗料は付着すると特に落ちにくいです。お肌が弱い方は特に塗装の時は手袋を使いましょう。
それでも皮膚についてしまった時はすぐ洗い流しましょう。
マスク
使用するスプレー缶の種類にもよりますが、特に油性のものだとシンナーが入っているので臭いがきついものが多いです。
マスクを着用し直接吸い込むことをできるだけ防ぎ、室内で塗装する際は換気を忘れないようにしましょう。
新聞紙
床が汚れないように敷きます。
スプレー塗装の手順
必要なものを用意したら次はスプレー塗装を行う場所を決めましょう!
◆屋外◆
室内は汚れて困るものも多いですし、換気も必要になるので、屋外で行うのがおススメです。
風のない晴れた日に行いましょう。
◆室内◆
どうしても室内で行わなければならないときは、ダンボールなどで塗装ブースを作って行う方法をおススメします。
目安としては、塗る対象物の横幅の2倍以上の大きさのダンボールを用意し、その中で対象物を塗装します。
念のため養生はきちんとしましょう!
◆ホームセンターのDIYコーナーや工作室を使う◆
大型のホームセンターであれば、DIYコーナーや、工作室がある店舗が多いです。こういう場所を使うのもよいと思います。
場所も確保したら塗装を始めましょう!!
①スプレー缶を温める
塗装をする前にスプレー缶をお湯で湯煎すると、塗料が滑らかになり扱いやすくなります。
お湯の温度は20~30℃(冬場は40~50℃)
※※ お湯の温度は高すぎるとスプレー缶が爆発するので気を付けましょう。
②塗装物、塗装面を温める
塗装するものをドライヤーなどで人肌くらいに温めると、塗料ののりが良くなります。
③スプレーを吹き付けるスピードを一定に保つ
スプレーする時の腕の動きはスピードを一定に保ちます。
④スプレーの適切な距離を保つ
スプレー塗装は、遠いほど薄く、近いほど厚くなります。厚いと垂れやすくなりますので約30cm程離して吹き付けるようにします。
⑤一回で塗ろうとせず、薄く何度も重ねる
一回で塗ろうとすると厚塗りになって塗料が垂れるので、複数回(3回以上)薄めに重ね塗りすると仕上がりがきれいです。
⑥塗り終わりは、止まらず通りぬけてスプレーを吹きかける
吹き付ける際に、端で止まらずに最後まで手を動かして通り抜けると均等に綺麗に塗れます。
止まると、端だけ塗料が厚塗りになりダマになります。
⑦塗装面に平行に吹き付ける
塗装面に対して平行に塗装していきます。円弧上に塗装してしまうと塗装にムラができてしまいます。
もし、塗料が厚塗りになって垂れてしまったら、十分乾燥させてから#1000番くらいのサンドペーパーで磨けばきれいに仕上がります。
乾燥していないのに拭き取ると、塗膜面がシワシワになったり、塗膜面が剥がれてしまいます。
スプレー缶の捨て方
スプレー缶塗装をした後のスプレー缶の破棄についてもお忘れなく!!
自治体によってゴミ回収ルールが違いますので、まずはお住いの自治体のルールをチェックしましょう。
まず基本ですが「スプレー缶は中身を使い切ってから捨てる」です。
スプレー缶塗料に、ガスや塗料が残留していると、ごみ処理時に破裂や火災などの原因となる恐れがあります。
スプレー缶塗料には、噴射ガスを出し切るための「ガス抜きキャップ」が装着されていますのでガスを出し切りましょう。
ポイント
・スプレー缶の中身は全て使い切る
・感を振って音でガスが残っていないか確認しましょう!
・ガス抜きキャップがある製品については、火気のない風通しの良い屋外でガス抜きキャップを使用して残ガスを出し切りましょう
・お住いの自治体のルールを確認しましょう!
スプレー缶塗料が詰まったりなどして、中身が残ってしまった等の場合は、製品に表示されているメーカーのお客様相談室などへ相談しましょう。
手軽にDIYチャレンジできるスプレー塗装についてご紹介しました。
きちんとマナーを守ってDIYを楽しみたいですね!!