2050年カーボンニュートラル及び2030年度削減目標の実現に向けて、国民・消費者の行動変容、ライフスタイルの変革を強力に後押しするため、新しい国民運動を開始します!
「COOL CHOICE」は、CO₂などの温室効果ガスの排出量削減のために、脱炭素社会づくりに貢献する「製品への買換え」、「サービスの利用」、「ライフスタイルの選択」など、日々の生活の中で、あらゆる「賢い選択」をしていこうという取組です。
今回は「COOL CHOICEグリーンカーテンプロジェクト」についてご紹介します。
目次
グリーンカーテンプロジェクトとは
グリーンカーテンプロジェクトとは環境省がCO₂削減・夏の節電対策として、ゴーヤやアサガオなどの植物を育ててグリーンカーテンを作るプロジェクトです。
省エネに役立ち、ひいてはCO₂削減にもつながる取り組みに参加してみませんか?
グリーンカーテンの涼しさのヒミツ
・窓からの日射の侵入を防ぐ
夏の直射日光による室内の温度の上昇を防ぐには、葉の十分に茂ったグリーンカーテンが効果的です。
日射の熱エネルギーの約80%をカットする遮蔽効果があります。
すだれの遮蔽率が50~60%、高性能の遮蔽ガラスでも55%程度。
いかにグリーンカーテンが優れているかがわかります。
・家のまわりの表面温度を抑える
暑さ対策は直射日光だけではありません。
強い日射を受けて表面温度が高くなった窓付近の地面や壁などから熱が放出されるのも暑さの原因です。この放射熱より、室温以上に体感温度が上昇し、さらに暑さを感じることになります。そのため、グリーンカーテンの張り方を工夫して壁や地面も日差しから遮ることで、放射熱の発生と侵入を効果的に抑えることができます。
引用:環境省COOL CHOICE グリーンカーテンプロジェクト
グリーンカーテンを楽しもう
設置場所を決める
方角や日の射し方、水やりのしやすさ、人の動きなどを考慮し、グリーンカーテンの設置場所を決めます。
土を用意する
グリーンカーテンを育てるスペースに十分な土量を確保しましょう。
グリーンカーテンに適した種や苗を選び
植物の種類によって育て方が異なるので、注意しましょう。
ゴーヤ、フウセンカズラ、アサガオの定番なものから、ミニスイカなどもおすすめです。
種をポットに植える場合は、本葉が2〜3枚出たら元気のないものを間引きます。苗が十分に成長したら、プランターに植え替えます。
プランターに植え替えたら、苗が定着するまで適切に水やりを行います。土壌が乾燥しないように注意しましょう。
つるをネットに誘引する
グリーンカーテンの成長に合わせて、つるをネットに誘引します。
つるを丁寧に等間隔に広げ、育てたい方向のネットに絡ませてください。
摘心
グリーンカーテンの効果を高めるため、植物によっては茎や葉を増やすために「摘心」という作業が必要になる場合があります。
摘心は芽の先を切り落とすことで、植物の成長やバランスを整えます。
水やりや虫や病気の対策を忘れずに行いましょう。植物が開花したり結実した後も、追肥を行って栄養を与えることも重要です。
他にもある!自分でできる、「地球にやさしい」夏を涼しく過ごす工夫
グリーンカーテンの他にも、地球にやさしいECOな暑さ対策があります。
・室外機まわり
室外機が直射日光にあたり本体が高温になると、室外機が熱を逃がしにくくなるのでエアコンの効きが悪くなり電力消費量が増えてしまいます。
室外機周辺への直射日光をさける日陰を作るだけで、室外機を熱から守ることができるので節電・節約になります。
・エアコンフィルター
エアコンのフィルターが目詰まりしていると、エアコン効率が悪くなります。
そのため、ムダな電気代がかかってしまいます。
環境省によると、2週間に1回フィルターを掃除すると約4%の消費電力の削減になります。
・すだれ、よしず
すだれとよしずは、日光を遮断して風を通し見た目も涼しげです。
また、水をかけることによって室内に入る風の温度を下げる効果もあります。
今年も暑くなると言われています。
地球にやさしい暑さ対策で上手に節電してみませんか。