ディスポーザーは、便利な生ゴミ処理機器ですが、時間が経つにつれて汚れや悪臭が気になることもあります。
そんな悩みを解消するために、重曹とクエン酸を使った簡単なお掃除方法や掃除の際に注意すべきポイントをご紹介します。
忙しい日常でも手軽にキッチンの清潔さをキープするために、ぜひこの方法を活用してみてくださいね。
目次
ディスポーザーとは
ディスポーザー(ディスポーザ)は、キッチンシンクの下に設置される生ゴミ粉砕機のことです。この装置は、食品のくずや生ごみを水と一緒に粉砕し、下水道に流すことで処理することができます。
ディスポーザーは、以下のような利点や特徴を持っています。
臭いや害虫の発生を抑制
ディスポーザーを使用すると、生ゴミがシンクに溜まることがなくなるため、嫌な臭いや害虫の発生を抑えることができます。
掃除が容易
生ゴミを粉砕して下水道に流すため、シンクやゴミ箱を清潔に保つことができます。
また、生ゴミを集める袋や容器を使用しないため、ゴミの取り扱いも簡単です。
環境にやさしい
ディスポーザーによって粉砕された生ゴミは下水道処理施設で適切に処理されます。
生ごみを燃えるゴミとして出す場合、水分が多いため大量の熱が必要なため、焼却にかかる負荷を軽減することができます。
このため新築マンションでは、ディスポーザーが人気の設備となっています。
キッチンからの嫌な臭いを軽減し、生ゴミ処理を衛生的かつ簡便に行えるため、住民の利便性や快適性が向上します。
自治体によってはディスポーザーの導入に助成金を提供している場合もあります。
ディスポーザーの注意点
ディスポーザーは、廃棄物処理の効率化や環境保護に貢献する一方で、正しい使用方法や適切な素材の処理に注意が必要です。
ディスポーザーで流してはいけないもの
・大量の油
・食品の包装
・金属、陶器類(スプーンなど)
・繊維質の野菜や果物
(とうもろこしの皮、パイナップルの皮、筍の皮、切り花などの枝など)
・硬い物
(大きな骨牛、豚、鶏や魚の大きな骨、甲殻類、貝類、桃などの硬い種など)
・流れにくい物
(卵の殻、餅、鶏の皮、コーヒーカスなど)
・熱湯
・塩素系洗剤
使用前に必ずディスポーザーの説明書で確認をしましょう。
適切に使用し、故障やトラブルを防ぐために定期的なメンテナンスを行うことが重要です。
ディスポーザーの簡単お掃除!重曹とクエン酸でピカピカキッチン
ディスポーザーの掃除には、重曹とクエン酸がおすすめです。
準備するもの
重曹:カップの半分程度
クエン酸:カップの1/4程度
60℃以下のお湯
重曹とクエン酸の振りかける
ディスポーザー内部に粉のままの重曹をまんべんなく振りかけます。
その上から粉のままのクエン酸をまんべんなく振りかけます。
60℃以下のお湯を少しずつ注ぎながら泡が発生するのを確認します。
放置する
ディスポーザー内部の泡を30分ほど放置します。
重曹とクエン酸の作用で汚れが浮き上がります。
氷を入れてディスポーザーを運転
放置した後、ディスポーザー内に氷を半分程度まで入れます。
ディスポーザーの蓋を閉め、水を流しながらディスポーザーを運転します。氷が回転して粉砕機内部を洗浄します。
水で洗い流し
最後にもう一度水を流してディスポーザー内部を洗い流して完了です。
掃除する時の注意点
パイプユニッシュやオキシクリーンなどの強力な洗剤は使用しない
ディスポーザーは生ゴミをバクテリアで分解するため、これらの洗剤を使用するとバクテリアを死滅させてしまう可能性があります。重曹やクエン酸、中性洗剤を使った掃除が適切です。
60℃以上の熱湯を流さない
ディスポーザーの排水管やパーツは60℃程度までの耐熱性能が一般的です。
熱湯を流すとパーツが変形したり破損する恐れがありますので、注意が必要です。
週に1回は掃除する
ディスポーザーの汚れが酷くなるのを防ぐために、週に1回は簡易的な掃除を行いましょう。氷を使用した掃除方法が効果的です。
ディスポーザーのメーカーやモデルによって適切な掃除方法が異なる場合がありますので、取扱説明書やメーカーの指示に従って行いましょう。