こんにちは。
だんだん朝晩が寒くなってきましたね。
冬が近づいてくると気になるのが「パチッ!痛」の静電気です。
静電気はドアノブなど触るとで「パチッ!痛」となるだけでなく空気中のホコリや花粉も吸い寄せているので「こまめに掃除をしているのにホコリっぽい」と思うのは、もしかしたら静電気のせいかもしれません。
今回はお掃除のちょっとした工夫で、静電気を予防して快適に過ごす方法をご紹介します。
目次
静電気がおきるしくみ
静電気とは、摩擦によって発生する電気です。
摩擦で蓄えられた電気が、電気を通しにくい環境にいると電気はとどまってしまいます。
動かない電気なので静電気と言われています。
通常は体にたまった静電気は少しずつ放電されます。
夏など湿度が高い季節は、水は電気を通しやすいので空気中の水分を通して放電されます。
冬は重ね着をするので衣類の摩擦で電気が発生しやすい上に、乾燥していて空気中の水分が少ないので放電がされにくい状態になります。
そのため体に電気がたまっているので、電気が通りやすい金属のドアノブなどを触ると体にたまっていた電気が指先に集中して流れるため「パッチッ!痛」となります。
また静電気は、空気中のホコリや花粉などを吸い寄せてしまいます。
「こまめに掃除しているのにどうしてこんなにホコリがつくのか」と思う方は、静電気が原因なのかもしれません。
静電気をおさえる掃除方法
静電気は「パチッ!痛」だけでなく、ホコリや花粉などがつきやすくなる厄介者です。
そんな厄介者を予防するには、静電気を予防する効果がある柔軟剤を使いましょう。
【柔軟剤スプレーで掃除をしよう】
用意するもの
・スプレー
・水道水 200mlくらい
・柔軟剤 数滴
・雑巾
作り方
スプレーに水をいれて柔軟剤を数滴たらしてよく混ぜたら完成です。
使用方法
スプレーを吹きかけて拭き掃除をするだけ。
ポイントは、普段あまり拭き掃除をしないところに使用します。
例:照明や家電 ブラインド
家具や床などは目立たないところでシミにならないか試してから使用してください。
ホコリがつかないようにこまめに「からぶき」をしている人は要注意です。
「からぶき」は摩擦で静電気を発生させ空気中のホコリがくっついてしまします。
せっかくのお掃除が逆効果になってします。
静電気を予防して快適に冬を過ごそう
【加湿】
静電気は乾燥するとたまりやすくなります。
空気中に水分があると放電されるので乾燥している冬は加湿をしましょう。
加湿のしすぎはカビやダニの発生を引き起こしますので、湿度は50~60%を超えないように注意してください。
【天然素材の服】
動くと摩擦がおこり静電気が発生するため、いつも身に着ける下着などは電気を帯びにくい天然素材(綿、麻、シルク、レーヨン)にしましょう。
天然素材は吸湿性が高く水分を含みやすいため静電気が放電されやすくなります。
化学繊維は吸湿性が低いので放電されにくいため電気がたまりやすくなってしまいます。
【電気を逃がす】
「パチッ!痛」となるのは、ドアノブなどは金属で電気を通しやすいのが原因です。
ドアノブを触る前に、電気を通しにくいもの(植物、コンクリートの地面、建物の壁など)を手のひら全体で触ると静電気を逃がすことができるので、ぜひお試しください。
静電気を避けるために恐る恐る指先で触れるのは逆効果です。
金属と指先で触れる面が一点集中するため、静電気が一か所に集中して流れてしまうので
「パチッ!痛」となってしまいます。
静電気が起きる場所を集中させないこともポイントです。
今年は厄介者の静電気を予防して快適な冬が過ごせますように。