お家のフローリングのキズやへこみ気になりませんか?
うっかりキズをつけてしまうことは誰もが経験ありますよね。
気になるけど、業者さんに頼むほどではないとお悩みのかたに今回はフローリングの補修特集です。
ちょっとしたキズなら自分で補修が可能ですのでぜひお試しください。
目次
フローリングの種類
「フローリング」にはいろいろな種類があるのはご存知でしょうか。
フローリングの種類によって補修方法も違いますので、まず自宅のフローリングの種類を確認しましょう。
・無垢フローリング
切り出した木材の一枚板を加工した床材のこと。
天然の木のあたたかみがあり、調湿性や断熱性に優れているため冬でも床がヒヤっとする感じがしにくく、夏に床がべたべたすることもないので裸足で歩いても快適にすごすことができるのが特徴です。
温度・湿度の影響を受けやすく、隙間、反り、亀裂などの原因となるので注意が必要です。
【補修のポイント】
定期的に無垢フローリング専用のワックスでこまめにお手入れする必要があります。
小さなキズは、その部分を削って出た木クズ等で補修ができます。
水には弱いので、水分をこぼしたらすぐにふき取りましょう。
変色や膨張して反り返りの原因になります。
・複合フローリング
合板を何層も張り合わせて加工した床材のこと。
温度・湿度の影響を受けにくいので隙間、反り、亀裂などがおこりにくく品質も安定しています。キズや凹みが付きにくいものや、カラーやデザインも豊富。
【補修のポイント】
摩擦や衝撃にも強く、水拭きも可能。
メンテナンスは無垢フローリングよりも楽なのがメリット。
キズや凹みには補修用のパテやキットが必要になる。
・シートフローリング
木目柄などがプリントされた樹脂や紙などのシートを基材に張りあわせたもの。
天然木は使用していないので木の風合いはないですが、種類が豊富。
木目柄だけでなく、石目調、抽象柄などのデザインも豊富にある。
【補修のポイント】
シートのため水拭きで汚れはおちます。
小さいキズは補修キットでなおすことができるが、シミはなおすことができないので張替えが必要。
補修方法
複合フローリング・シートフローリングの場合
・擦りキズや凹みの補修
(用意するもの)
・クレヨンタイプの補修キット
・ヘラ
・ドライヤー
・拭き取りようの布
(補修方法)
・擦り傷箇所にバリがあればコテやヤスリなどでとり、ホコリや汚れがないようにきれいにする。水は使わないように注意。
・床と同じ色のクレヨンを選び、ドライヤーであたため溶けた部分をキズに擦りこむ。
・付属しているヘラではみ出た部分を削り平らにする。
・色がフローリングと合わない場合は調整する
無垢フローリングの場合
・擦りキズの補修
(用意するもの)
・瞬間接着剤
・サンドペーパー
(補修方法)
・補修にはフローリングを削りでた木クズを使うので、ゴミなどが混ざらないように補修箇所の周辺をきれいにする
・擦りキズのまわりをサンドペーパーで万遍なく擦り、キズを埋められるくらいの量の木クズをだす
・キズに瞬間接着剤を流しいれ、接着剤が乾かないうちに木クズを入れてピンや針などでまぜる
・完全に乾いたらサンドペーパーで平らにして仕上げる
・凹みの補修
(用意するもの)
・スポイト
・針
・アイロン
・布
(補修補法)
・凹んだ箇所にスポイトで水をたらす
・水の上から貼りで穴をあけて水の染み込みをまつ
・水が染み込んだら5分ほどまち、濡らした布を置きその上からアイロンを5~10秒程度あてる。アイロンの当てすぎで表面の塗装が剥げないように注意する
まとめ
フローリングの損傷は小さい損傷であればDIYで補修が可能です。
損傷したまま放置をしてしまうと、乾燥や湿気がダイレクトに影響して損傷が進んでしまう可能性もあります。
こまめにお手入れを心掛け、小さな損傷はDIYで補修しましょう。
しかし、賃貸に住んでいる場合は退居の時に現状復旧する義務があるので、DIYの補修がトラブルになることもあるので注意が必要です。
DIYの補修は損傷を目立たなくするだけのものです。
損傷の状態がかなり悪い場合はリフォーム業者やリペア専門のプロに相談しましょう