家の中で日常的に使用する扉は、頻繁に開け閉めするため、クローズ時にバタンと音が鳴ることがあります。
また、勢いよく閉めた際に指を挟んでしまうリスクもあります。
そんな扉の問題を解決する一つの方法が、ソフトクローズの導入です。
今回は、扉のソフトクローズについてご紹介します
目次
ソフトクローズとは
ソフトクローズ(Soft Close)は、扉や引き出しをゆっくりと静かに閉める仕組みです。
通常、扉や引き出しは力を加えると勢いよく閉まるため音や振動が発生したり、急速に閉まる際に指や手を挟んでしまう危険性もあります。
ソフトクローズは、このような問題を解決するために開発されました。
ソフトクローズは、ダンパーと呼ばれる特殊な装置を使用して実現されます。
ダンパーは、油圧や空気圧を利用して扉や引き出しの閉まる速度を調整します。
扉や引き出しが閉まる際には、ダンパーが抵抗をかけてゆっくりと閉じるように制御されます。
これにより、バタンという音や振動を抑え、指を挟むリスクを軽減することができます。
ソフトクローズのメリット
ソフトクローズのメリットは快適な扉の開閉です。
扉や引き出しの閉まり方がスムーズで静かになるため、家庭内の騒音を軽減することができ安全性を高めることができます。
また、急速な閉まりによる振動やダメージも減少し、家具や扉の耐久性を向上させることができます。
ソフトクローズはこんな場所におすすめ
キッチンキャビネット
キッチンの引き出しや扉にソフトクローズ機能を追加することで、食器や調理器具の収納スペースを静かに開閉できます。
また、急激な閉まりによる食器の衝撃や破損を軽減することができます。
洗面所の戸棚
洗面所の戸棚や引き出しにソフトクローズを取り付けることで、洗面用具やタオルなどを静かに収納できます。
湿気の多い環境でも耐久性があり、快適な使用が可能です。
寝室のチェスト
寝室のチェストにソフトクローズを導入することで、衣類や小物の収納をスムーズに行えます。
静かな閉まりは寝室の快適さを高めるだけでなく、寝ている他の人にも配慮できます。
書斎やオフィスのキャビネット
書類や文房具を収納するキャビネットや引き出しにソフトクローズを付けることで、作業中の騒音を軽減します。
リビングルームのテレビボード
テレビボードの扉や引き出しにソフトクローズを組み込むことで、メディア機器やリモコンの収納がスムーズに行えます。
静かな閉まりは視聴中の騒音を最小限に抑えます。
ドアやキャビネットのソフトクローズ
ドアやキャビネットの開閉にソフトクローズを採用することで、静かでスムーズな動作を実現できます。
特に子供部屋や寝室のドアに取り付けることで、静かな環境を維持できます。
扉の開閉をソフトクローズにしよう
ラプコンドアダンパー
・既存のドアに後付けが可能な、屋内開き戸用ドアダンパーです。
・取付位置のあわせが簡単で、施工性に優れています。
・ダンパー・引き込み機能の作動範囲が約15°と広く、従来の製品と比べ、早い位置からゆっくりと閉まり始めます。このため、丁番への負担も少なくなります。
・ドアダンパー本体の厚さはわずか20 mmのため、ドア枠にすっきりと納まります。
・ドアクローザーと比べ、ドアを軽く開けられます。
出典:スガツネ工業
ソフトクローズは、引き戸用、引き出し用など種類も豊富です。
使用する場所や用途に応じて適切なタイプを選びましょう。