日本は梅雨や台風、最近では線状降水帯の影響により各地で豪雨による被害が起きています。防災対策は日頃から準備しておくことが大切です。
今回は、豪雨対策について知っておきたいことについてまとめてみました
目次
家庭でできる豪雨対策
停電の備え
とくに台風の時は停電の可能性があります。
懐中電灯や携帯ラジオ、ランタンなどを準備しましょう。
ライフラインにもなっているスマートフォンの予備バッテリーがあるとさらに安心です。
予備バッテリーが無い場合は、スマートフォンの液晶画面を暗くするだけでも電池の節約になります。
避難場所の確認
豪雨で土砂災害や水害などの危険性が高くなると避難指示がだされる場合があるので、避難場所を必ず確認しておきましょう。
災害時に慌てないようにハザードマップを確認して危険個所や安全な避難経路の確認も忘れずに。
雨水ますやバルコニーの排水溝の点検・掃除
道路の雨水ますやマンションのバルコニーの排水溝にゴミなどが詰まっていると、雨水が居室に浸水したり、マンションの場合は隣戸や階下に被害をだしてしまうかもしれません。
定期的に雨水ますや排水溝の点検・掃除は必要です。
下水の逆流
浸水というと玄関など外から水が入ってくると思いますが、雨水が下水に流れきれずに溢れてくる状態だと、トイレやお風呂から逆流する場合があります。
下水が逆流を防ぐには普通の蓋では抑えきれないので、「水嚢」などで蓋をして抑えましょう。
【水嚢の作り方】
ゴミ袋などを2重に重ねた中に水を半分くらい入れ空気を抜いて口を閉じたら完成です。
ブレーカーのチェック
浸水した場合、ブレーカーを落としていないと感電する可能性があるので、ブレーカーは落としましょう。
もし浸水してしまった場合、コンセントや家電の中に水が残っていると火災や感電の原因になりますので、ブレーカーは自分で戻さずに電気業者の点検をしてからにしましょう。
豪雨対策グッズを準備しよう
【自宅を守るグッズ】
・防水テープ
玄関やサッシ、通気口などのちょっとした隙間を止水します。
また防水シートを貼ったり、止水板を固定するためにも便利です。
・防水シート
出入口や窓の止水だけでなく、エアコンの室外機や家電を包めば水から守れます。
畳んで収納ができ、乾かせばくり返し使えます。
・水嚢と土嚢
水嚢は排水溝やトイレの逆流を止めたり、防水シートと組み合わせて玄関などの止水もできます。
玄関や屋外なら土嚢が便利です。土嚢は重くて場所をとるので保管が大変な場合は、軽くて薄い吸水ポリマーの入った保管に便利な「給水土嚢」もあります。
・止水板
浸水した水の重みで固定されるので平坦な場所での設置に向いています。
地下室があるなど、止水をしっかりしたい方におすすめです。
土嚢にくらべて軽いので素早く設置ができます。
【ライフラインが止まったときの便利グッズ】
・水
やはり大切なのは水です。
1日1人あたり3リットルを3日分用意しましょう。
・食料
長期保存ができる非常食もよいですが、日ごろ食べているお菓子なども入れておくのがおすすめです。
食料も3日分用意が必要です。
・紙コップ、紙皿、ラップ
ラップは、紙皿に敷いて使えば何度でも紙皿を使うことができ、寒い時は体に巻くと防寒対策にもなるので、防災グッズのなかに必ず1つは入れましょう。
・非常用トイレ
水がでなくなるとトイレを流すことができません。
非常用トイレは、凝固剤がはいっていて臭いも気になりません。
・衛生用品や薬
日頃服用している薬や絆創膏、消毒液、ウェットシート、液体歯磨き、マスクなどがあると便利です。
・懐中電灯、携帯ラジオ、モバイルバッテリーなど
ライフラインの1つになったスマートフォンのバッテリーがあると安心です。
・レインウェア
上下でセパレートしているタイプがおすすめです。
防寒対策にも使えます。
まとめ
「今回も大丈夫だろう」と油断は禁物です。
もしかしたらライフラインの復旧に時間がかかることがあるかもしれません。
万が一のときに備えて飲料水や食料、携帯のバッテリーやラジオなど防災グッズを日頃から定期的に確認しておきましょう。
いざという時に慌てずに行動できるので安心です。